本セミナーでは、 FRP の基礎から解説し、求める設計・成形を行うためのポイントについて詳解いたします。
鉄より強くアルミニウムより軽いというキャッチフレーズの下で生まれたFRPの大きな特徴のひとつは、異方性材料であること、すなわち繊維の強化形態やその配置によって強度や剛性などの材料特性が様々に変化することである。 したがって、この繊維の強化形態や配置と材料特性の間の関係がわかれば、これを利用することによって、期待する特性をもつFRPを自由自在にテイラーメード (設計・成形) することが可能になる。 本セミナーでは、FRPの最も基本的素材であるプリプレグ (ラミナ) とそれを積層した平板 (ラミネイト) について、それらの強度や剛性などの力学特性、ならびに応力やひずみなどを材料力学/弾性力学的に解析する方法を詳しく説明する。 そして、その解析結果として得られる繊維の強化形態や配置と材料特性の間の力学関係について具体的に紹介する。