高薬理活性医薬品の封じ込めと洗浄バリデーションの進め方

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本セミナーでは、高薬理活性医薬品の封じ込めと洗浄バリデーションについて取り上げ、「医薬品・作業者・環境」保護のために何を実施すべきか、具体的事例をもとに解説いたします。

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プログラム

医薬品に求められる有効性、安定性、安全性のうち、安全性について、「GMP」は患者さんに健康リスクを与えないよう汚染、交叉汚染、混同防止策、ミス防止策を講じるよう要請している。しかし、薬理活性の高い製品を扱うにあたり、作業者の健康リスク、すなわち「労働安全衛生」の視点、さらには環境への排出防止にも配慮する必要がある。この患者保護、作業者保護、環境保護のために何を実施すべきか具体的事例をもとに解説する。

  1. 高活性化合物とは
  2. 医薬品製造には3つの視点 (患者保護、作業者保護、環境保護) が必要
  3. 施設専用化の対象物質
  4. 作業者保護の視点
    1. 共有設備内の交叉汚染に関するPIC/S備忘録 (PI043 – 1) の視点
    2. 気流の流れ方向による保護
    3. 吸気測定
  5. 交叉汚染防止対策+封じ込め対策
    1. 交叉汚染リスクを緩和させる技術的手段
    2. アイソレータの問題点
    3. 各種空調方式での留意点
    4. 気流を乱す差圧変動に注意
    5. 内装の交叉汚染対策
    6. 清掃法は問題ない?
  6. 洗浄バリデーション
    1. 洗浄バリデーションは、交叉汚染対策の単なる一手段
    2. シングルユース=洗浄バリデーション不要?
    3. 分解洗浄 (COP) 、自動洗浄 (CIP) の留意点
    4. 洗浄対象は前ロットの有効成分と限らない
    5. ダーティホールドタイム (DHT) 、クリーンホールドタイム (CHT) の設定
    6. 床、壁の残留許容量はどう考えるか
    7. 洗浄バリデーション業務の進め方
    8. PAT (プロセス解析工学) の活用
  7. 残留許容値の設定
    1. 投与量基準から毒性発現量基準へ
    2. 残留許容値に関する動向
    3. 残留許容値設定はまだまだ発展途上
    4. ICH – Q3不純物ガイドラインの問題点とICH M7変異原性不純物ガイドライン
    5. 洗浄剤の残留許容値設定とLD50を用いることの議論
  8. サンプリング方法の留意点
    1. サンプリング箇所の設定
    2. 接薬表面積の算出例
    3. 回収率テスト

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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受講料

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