“FMEA”は難しそうな名称ですが、実は極めてやさしい。わかっていない講師の説明がわかりにくいだけの話です。
- 誤ったトップダウン“FMEA”では、まず機能を記載し、次に故障を導く。
「この故障はなぜ起きるか?」と思いつく不具合を列挙し、これが故障モードだと主張する。しかし、これだと最初の故障の想定に漏れが生じ、さらに思いつく不具合も漏れが生じ、“FMEA”は形だけの形骸化を避けられない。
- ボトムアップ“FMEA”では、先に故障を想定しない (正しい) 。
部品ごとに故障モード (構造破壊) を列挙して「これが起きたらどんな影響が起きるか?」とボトムアップに追究する。従って、全ての故障を漏れなく予測することができる。
- 「故障」とは機能障害であり、「故障モードとは」構造の破壊です (JIS定義) 。
誤った“FMEA”ではこの区別がなく、故障も破壊も原因も不良も、不具合は全て故障モードだと考えて失敗する。
- 「分かりやすい、やりやすい」ことで圧倒的な人気を得ている、TS16949 認証に最適な絶対評価4点法を身につけよう。
- 設計変更の際に、データに基づいて設計審査と“FMEA”を迅速・正確に行うDRBFMを進めよう。
- ご案内
- 固有技術と管理技術
- FMEA理論の系統
- 信頼性技法の役目
- システムの構成
- 故障モードの定義 (JIS)
- 潜在的故障モードの誤り
- FMEAは重点管理に非ず
- 製品設計FMEA
- FMEAの手順
- 例題1の対象
- ボトムアップ・トップダウン
- 真壁肇先生の事例
- 故障モードの列挙
- 機能ブロック図は不要
- 評価
- 演習問題
- ダメなFMEAの事例
- FMEA概論
- 相対法の欠陥
- 対策が複数の場合
- 部品業者の場合
- 特性要因図 (工程設計の準備)
- JISの定義
- 品質管理の意味
- 管理用特性要因図
- 魚骨図と表形式
- 工程FMEA
- 手順
- 工程の故障モード
- 例題
- QA表とQC工程表
- QC工程表 (左半分)
- QC工程表 (右半分)
- QC工程表とFMEAの合体
- DRBFM (故障モードに基づく設計審査)
- より迅速・正確な設計審査
- 機能・商品性の低下
- その他の心配点
- FMEAの実施
- インシデント影響分析
…時間が余ったときに、解説します。