工場における生産性を向上させていくためには、生産性を上げるために必要な自動化の知識と自動化技術の習得が必要です。そのためにはまず、現状の生産方式における作業の無駄を排除し、徹底した作業のスリム化を図る目を養うことが自動化を進める上で成功のカギになります。その上で、自動化を進めるにあたっての自動化レベルを認識し、自動化のための技術課題を明確にし、自社の培った技術と新たな技術で計画的な課題解決に取り組んでいかなければなりません。
本講座は、工場における生産ラインの自動化レベルの定義を明確にし、自動化のプロセスや手法について実例を交えて詳しく説明いたします。多くの企業が抱えている自動化に対する不安や課題をユーザー目線に立って経験と実例を交えて具体的に解決していく講座です。
- 生産方式の基本と工場の改善
- 2本の柱
- ジャストインタイム
- 自働化
- 作業標準と作業改善
- 段取り改善
- 設備改善
- レイアウト改善
- ムダの気づきと現場改善
- 生産性向上の課題と対策
- 生産性の課題
- グローバル化の現状
- 生産ラインの構築に向けて
- グローバルに対応する生産ラインのあるべき姿
- これからの自動化ライン構築に必要な要件
- 生産ラインの自動化レベルの定義
- 自動化レベルの定義
- 自動化ライン構築のポイント
- 加工工程の自動化レベル
- 組立工程の自動化レベル
- 自動化ライン構築に必要な技術
- グローバル標準ラインと自己完結型設備
- グローバル・ワンデザインについて
- グローバル標準設備とシリーズ化
- 自動化ラインに必要な生産技術力
- インダストリー4.0に対応した自動化システム
- 何のためのインダストリー4.0か
- IoTシステム体系と生産ラインの設計
- 生産ラインにおけるIoT活用事例
- IoTを活用した先進的モノづくり
- 工程計画プロセス … 品質機能展開~工程計画DR
- 「品質管理項目」と「管理値」
- 「管理工程図」で人と機械の作業区分
- 「工程設計DR」で生産性を評価
- 投資計画プロセス … 設備仕様書~投資計画の認可
- 「自動化レベル」と「IoTシステム化」
- 「投資計画」の準備と提案
- 「投資計画」の評価と認可
- 量産準備プロセス … 設備設計DR~投資効果の検証
- 「設備発注」と「設備設計DR」
- 「設備検収」及び「安全立ち合い検査」
- 「量産開始」と「投資効果」の検証