ヒトの視覚特性と認知、情報処理メカニズム

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モバイル端末などの普及により、社会は高度に情報化し、特に我々の周囲には視覚情報が溢れている。その中で、的確に情報を表現することは、将来の画像技術、情報技術、コミュニケーション技術にとって不可欠である。ヒトにとって的確な情報表現は、ディスプレイ技術や視覚環境設計にとどまらず、深層学習などに代表される近年のAI技術との関わりにおいても、学習データの有効性の評価、AI機能に対する理解など多くの点で重要性を増している。  本講座では、周囲を理解するためのヒトの脳の働きについて、視覚を中心に説明する。具体的な内容は、眼球光学系から大脳視覚野にいたる生理学的基礎知識、注意や眼球運動による能動的処理特性、行動との関わりについてであり、色覚に基づく表色系、両眼立体視を基礎とする3D映像技術、運動視機能の前提とする動画技術などを含む。

  1. 視覚処理の機能的枠組み
    1. 視覚の目的
    2. 無意識的推論
  2. 視覚の基礎
    1. 視力
    2. コントラスト感度
    3. 空間周波数特性
    4. 時間周波数特性
    5. 視覚の生理学
  3. 初期視覚特性
    1. 運動視のメカニズム
    2. 両眼立体視のメカニズム
  4. 視覚の能動性
    1. 視覚的注意
    2. 注意の空間特性
    3. 身体性注意

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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