(2019年8月26日 10:00〜11:15)
演者のこれまでの経験と今後の研究開発を推進する上で重要視しているポイントを説明する。具体的な内容としては、表題に挙げた各項目について、それぞれ支障がない範囲で具体例も挙げながら、研究開発を推進する上で考慮すべきと思う点を説明する。
~R&D生産性向上のためのマトリックス型組織運営のポイント~
(2019年8月26日 11:30〜12:45)
2016年4月、オリンパスは従来の事業軸を主軸に置く運営から、事業軸と機能軸をバランスよく融合させて全社経営資源の最大活用を目指す「マトリックス型」の事業運営に変革した。具体的には、これまで各事業分野に分散していた各機能を、「コーポレート」 、 「技術開発」 、 「製造」 、 「販売」 、 「品質・製品法規制」の5つの機能部門に統合。このマトリックス構造において、「技術開発」機能部門では、R&D生産性向上に向けて、開発プロセスの清流化、技術移転の促進および各事業開発間のR&D人材の適正化を進めてきた。 更に2019年1月に医療事業再編を含む企業改革プランTransform Olympusおよび医療事業強化を発表し、フロントローディングの取り組みを行っている。
~R&D生産性向上、新規事業創出のために~
(2019年8月26日 13:30〜14:45)
弊社はデジタル化の大波を受け、写真フイルムが10分の1以下に縮小するという危機 に対し、第二の創業を掲げて業態転換に臨んだ。業態転換にあたり、保有技術を棚卸、 弊社のコアとなる技術を定め、コア技術を核に成長事業分野へ資源を集中投資することで 幅広い事業領域で成長戦略を推進してきた。その際、研究開発体制を事業の核となるコア 技術開発を担う縦軸とコア技術を支える基盤技術の強化や新規事業創出を担う全社視点の 横軸という縦横のマトリックス体制に変更した。今回は、弊社での縦横マトリックス 体制の組織設計の考え方や効果と課題についてご紹介させていただく。
(2019年8月26日 15:00〜16:15)
JTたばこ中央研究所では、近年の社会環境・事業環境の変化に対応すべく、「未来の嗜好品」に焦点を当てたイノベーション創出活動を進めている。研究員のマインドセット変革のため、フリーアドレス導入を含む執務環境のリニューアルやアイデア共有会議の開催、マトリックス型組織への再編等の施策を実施し、新たな発想の促進・横方向のコミュニケーションの活性化を図ってきた。本講演ではその詳細とともに、異分野間のつながりが新たなプロダクトに結実した一つの事例を紹介する。
(2019年8月26日 16:30〜17:45)
ムラテックは開発力強化を目的に2004年にR&D部門を発足しました。以前は事業部制が強い会社でもあり、後付け組織であるR&Dの存在意義が問われ続けました。その中で我々は大きな成功と大きな失敗を経験しMOT (技術経営) を導入することで横断的開発体制を構築してきました。横断的開発体制の実現には