本セミナーでは、離散要素法 (Discrete Element Method: DEM) について基礎から解説し、実際の粉体プロセスへの最新活用事例について解説いたします。
離散要素法 (Discrete Element Method: DEM) は、粉体の挙動を計算するシミュレーション手法であり、粉体プロセスの設計や最適化への活用が進んでいます。そこで、本セミナーでは、DEMの基礎知識についてお話しするとともに、実際の粉体プロセスへの最新活用事例について紹介します。 具体的には、はじめに、DEMとはどんな計算手法なのか?についてなるべく数式を使わずに分かりやすく説明します。次に、流動層や空気輸送のような固気混相流れのシミュレーションに用いられる、DEMとCFD (数値流体力学: Computational Fluid Dynamics) のカップリング法について紹介します。最後に、造粒プロセスを取り上げ、DEMを用いた造粒プロセスの解析・設計・最適化の研究事例について紹介します。最後に、現状のDEMでできることとできないことについてまとめるとともに、最新の研究動向についてもお話する予定です。