人工皮革・合成皮革は、衣料・靴・カバン等のファッション素材や、家具・車両を含めたインテリア素材として広く用いられています。本講演では、「人工皮革・合成皮革とは?」からはじまり、人工皮革と合成皮革などの構造上の違い、それらに使われるポリウレタン樹脂の組成、物性、劣化とその評価方法について解説すると共に、最近の環境対応レザーについても解説します。
- 皮革の構成
- 人工皮革と天然皮革との違い
- 人工皮革
- 人工皮革とは
- 従来型人工皮革の製造方法
- 人工皮革の構成
- 環境対応型人工皮革の製造方法
- 環境対応型人工皮革の例
- 合成皮革
- 合成皮革とは
- 従来型合成皮革の製造方法
- 合成皮革の構成
- 環境対応型 無溶剤乾式発泡合成皮革
- 塩ビ (PVC) レザー
- 塩ビ (PVC) レザーとは
- 塩ビ (PVC) レザーの用途
- 塩ビ (PVC) レザーの構成
- 「合成皮革」と「人工皮革」区分分け
- 天然皮革
- 天然皮革のの構成断面
- スプリットレザーとは
- スプリットレザーの製造方法
- 天然皮革の表面仕上げ
- ポリウレタン樹脂の構成と特徴
- ポリウレタン樹脂の合成について
- ポリウレタン樹脂構成成分
- ポリオールの特性
- ジイソシアネートの特性
- ポリオールによる一般的性能と特徴
- 様々な用途におけるポリウレタン樹脂の劣化例
- 人工皮革、合成皮革用途
- エラストマー用途、塗料、接着剤、防水剤用途
- ポリウレタン樹脂の水分による劣化
- ポリウレタン弾性繊維 (スパンデックス) 用途
- ポリウレタン樹脂の光 (酸化) による劣化
- 軟質・半硬質・硬質フォーム用途
- ポリウレタン樹脂の熱 (酸化) による劣化
- 溶剤・薬品によるトラブル
- ポリウレタン樹脂のNOxによる変色
- 添加剤による劣化防止
- ポリウレタン樹脂の劣化に起因する耐久性の評価方法
- 加水分解による劣化促進試験
- 耐光性試験
- 耐熱性試験
- 人工・合成皮革の物理的性能に関する耐久物性の評価方法
- 耐ブロッキング性試験
- 耐屈曲性試験
- 耐揉性試験
- 耐摩耗性試験
- 人工皮革・合成皮革の取り扱い絵表示
- 合成皮革製品の取り扱い絵表示の例
- 天然皮革製品の取り扱い表示の例
- スエード調製品の取り扱い表示の例
- 合成皮革製品の取り扱い表示の例