新市場・技術の情報収集・分析と新規参入の見極め方

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プログラム

第1部. 新規参入のための市場情報収集・分析の手法

(2019年8月7日 10:00〜12:00)

 技術者に求められる成果が技術開発だけれなく製品・サービス化さらには事業化に変化している現在、必要とされる情報収集と分析方法は、これまでの競合技術ベンチマーキングだけでなく、顧客、市場動向、社会トレンド、影響する異業種情報など多岐にわたります。またIoT、AIなどの普及により入手できる情報も変化してきています。  本講座は、AI、IoT時代で技術者が製品、事業戦略を企画するために必要な市場情報収集と分析手法を、基礎を踏まえて体系的、実践的にお伝えするものです。

  1. 技術者の役割の変化
    1. 技術者の役割が変わってきている
    2. 技術開発から事業化までの流れとそのための情報収集・分析、戦略企画
  2. これまでの市場調査の方法が通用しなくなってきている
    1. ビジネスのサービス化
    2. 業界の境界がなくなってきていて“市場”の定義が難しい
    3. 変化のスピードが速く、情報が陳腐化しやすい
  3. IoT、AI (知識創成) 時代の情報収集・分析の5つの原則
    1. 目的明確化の原則
    2. 制約条件の原則
    3. 意思決定特性の原則
    4. 不確実性の原則
    5. 多次元情報の原則
  4. 市場情報収集・分析の実践方法
    1. 目的と成果によって異なる情報の種類と方法
    2. 戦局を読む「市場特性の把握」
  5. 競合情報収集・分析
    1. 技術、製品、事業、エコシステム・ビジネスモデルの4階層での競合分析
  6. 調査力をあげる方法

第2部. 新規参入のための特許情報から情報収集し活かす方法

(2019年8月7日 12:45〜14:45)

 自社の技術を活かして新しい市場に参入する際、自社の技術的強みが活きる新しい市 場がどこかを把握するうえで、特許情報が一つの情報ソースとなりえる。しかし、こうした事 業評価、市場評価を目的として特許情報を活用する場合、特許情報だけで判断してはな らない。一方で特許情報には貴重な情報が存在する。  本講演では、これまで講師が新規 事業を幾つも創出してきた経験に基づき、新規事業開発、新規市場参入にあたり、自社 の技術的強み把握、その強みを活かせる市場の把握を目的とした特許情報の収集と活 かし方について解説する。

  1. 情報収集にあたっての留意点
    1. なぜ特許情報だけで判断してはならないか
    2. 特許情報を活かすためには
  2. 自社技術的強みの把握
    1. 自社技術のポテンシャル分析と競合技術の分析
    2. 競合技術の把握
    3. 物差しの統一
  3. 自社の技術的強みが活きる市場の把握
    1. ニーズの分析
    2. ニーズ分析にあたっての留意点

第3部. 集めた情報収集の分析の仕方と新規参入の見極め方

(2019年8月7日 15:00〜17:00)

 JMACでは新規事業テーマを毎年数十社の企業と実践しています。今回は新規事業の 参入の仕方とポイントについて実学的にお話します。特に仮説つくりと情報収集のポイン ト・見極め方について要点をお話します。当日はQAの時間を多くとり、参加者の疑問に 答えられればと思います。

  1. 事業化の基本的な考え方
  2. マーケット起点の情報収集とねた探し
  3. 技術シーズ起点の情報収集と差別化ポイント
  4. 事業化計画の作成
  5. 事業化マッチング、M&A
  6. 新規事業化の見極めポイント
  7. 事業化事例

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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