昨今、製品要求は多様化し、開発業務の難易度は増し、開発工数は増加傾向にあります。そして、工数削減/リードタイム短縮が求められ、開発のプロジェクト管理がより複雑化している状況にあるといえます。 「納期遅れが減らない。開発状況が見えない。納期優先で、原価の検討が後回しにされてしまう。」このような状況を打破するために、納期・品質・原価のトレードオフを考慮し、総合的に推進するプロジェクトマネジメントの仕組みが必要なのです。頻発する納期遅延や工数超過を起こさせないために、どのようにプロジェクトを管理していくべきか、そのための開発プロセス標準や技術標準をどのように整備すべきかを解説します。納期と品質を優先し、原価が犠牲になる開発にせず、製品競争力とコスト競争力を両立させるための情報基盤の整備についても解説を致します。 また、プロジェクトマネジメントは、「タスクを細かく定義し、納期管理を細かくチェックし、変更もしっかり行っていく」といった教科書的な手法では決してうまくいきません。「管理の基本は、管理しないことにある」という理念のもと、管理第一主義・効率第一主義にならず、現場に新しいことを行う機会を提供し、高度化できる管理手法・管理体制はどのようなものか、納期管理・品質管理・コスト管理の総合的に推進するポイントを学び取ってください。
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