国際標準化機構 (ISO) のGPS (製品の幾何特性仕様) に関する規格開発は活発で、多くのISO規格が更新されている。一方、JISにも幾何公差を規定するものはあるが、多くが1990年〜2000年前後に制定・改定されたままの状態であり、規定内容の差が目立つ状態である。最近、その状況を少しでも打破すべく、優先順位をつけて重要なISO/GPS規格を対象にJIS化する活動も活発になっている。
この状況において、ISO/GPS規格の基本的方針を説明した上で、最近規定された“サイズ形体”だけに適用する“サイズ公差”の指示法の概要を述べる。その中で、従来の“寸法公差”を“サイズ公差”に用語変更した経緯も説明し、寸法の概念を改めて考えるきっかけを与えたい。
さらに、幾何偏差 (真直度・円筒度などの形状偏差、平行度・傾斜度などの姿勢偏差、位置度、対称度などの位置偏差および振れ偏差) を規制するための幾何公差の指示法の概要を述べ、単純な指示例の解釈を説明する。
- ISO/TC10およびISO/TC213が取り扱う規格
- 経産省のJIS化の方針
- JISハンドブック製図
- GPS規格の必要性
- 図示 (寸法の公差の指示) の解釈があいまいになる例
- サイズ (サイズ形体の大きさ) にはサイズ公差と距離・位置には幾何公差
- JIS B 0420 – 1 寸法の公差表示方式 – 長さに関わるサイズ
- 普通 (寸法) 公差 JIS B 0405
- 形体および幾何偏差
- 形状偏差
- 真直度
- 平面度
- 真円度
- 円筒度
- 線の輪郭度
- 面の輪郭度
- 姿勢偏差
- 位置偏差
- 位置度
- 同心度
- 同軸度
- 対称度
- 線の輪郭度
- 面の輪郭度
- 振れ偏差
- 幾何公差
- TED
- データム
- データムターゲット
- 特性記号
- 公差記入枠
- 公差域
- 寸法の公差 (サイズ公差) と幾何公差との関連付け
- 包絡の条件
- 最大実体公差方式
- 機能ゲージ
- その他
- 普通 (幾何公差) JIS B 0419
- 単純な図示事例
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