AIやIoTといった新技術の登場やグローバル競争の激化により、製造業を取り巻く事業環境変化はますます厳しさを増しています。しかし、厳しく先の読めない事業環境変化の中であっても財務的成果を出し続けることが企業には求められています。エンジニアも開発だけしていてよい時代は終わり、そこへの貢献が強く求められてきます。
事業環境変化を把握しつつも、行動しながら考え、社内・社外のリソースを活用していくダイナミックさが必要となっています。
「エコシステム」や「オープン・イノベーション」というキーワードを頻繁に聞くようになっていますが、具体的にどのようにすれば自社の強みを活かした戦略・ビジネスモデルは構想・実行できるでしょうか。実際には相手先まかせであったり、社内の体制・スキル人材の不足などの理由から、成功確率が極めて低いのが実際でしょう。
当セミナーでは、18年以上の大企業向け新規事業開発・R&D戦略コンサルティングと工学系スタートアップ支援・投資の最前線の経験をもとに、アライアンス・M&Aやエコシステムを活用した戦略発想・策定の成功のポイントを具体的に理解していただくことを目的とします。直近トレンドとなっている、事業会社とスタートアップ企業 (ベンチャー企業) との連携のポイントについてもご紹介します。
- 生産財メーカーの戦略構想の基本
- 高収益の生産材メーカーの事例からポイントを学ぶ
- エンジニアがビジネス知識としてまず押さえるマーケティングのポイント
- 製品アーキテクチャとビジネスモデルを一緒に考える
- オープン&クローズ戦略の2つの切り口
- 製品アーキテクチャからみたオープン&クローズ
- エンジニアリングチェーンからみたオープン&クローズ
- エコシステム戦略とは
- エコシステム戦略とは ~自社を軸にしたビジネス生態系をしかける~
- エコシステム構築のための3つのポイント
- エコシステムの成功事例・失敗事例 ~アマゾン、ミシュラン、アーム など~
- エコシステムレベルの競争戦略とは
- エコシステム戦略の策定の流れ
- ステップ1.戦略検討の範囲の選択
- ステップ2.戦略仮説想定
- ステップ3.事業環境分析
- ステップ4.全体アーキテクチャ設計とビジネスモデル構想
- ステップ5.市場・技術・事業のロードマップの想定
- ステップ6.個別戦略の検討、実行計画の立案
- アライアンス・M&Aとは
- アライアンスとM&Aとの違い
- アライアンス・M&Aの体系 ~資本提携、業務提携~
- アライアンス・M&A戦略発想のための様々な切り口
- アライアンス・M&Aの成功のポイント ~競争力のある戦略構想、適切な契約設計、PMIにおける実行力~
- アライアンス・M&Aの実践ステップ
- ステップ1.アライアンス・M&Aを活用した事業戦略の構想
- ステップ2.アライアンス・M&A候補企業のソーシング
- ステップ3.デューデリジェンス (事業、技術、法務、財務) と事業戦略バリューアップ
- ステップ4.契約提携
- ステップ5.戦略実行 (PMI)
- 事業会社とスタートアップとの連携を成功させるには
- 事業会社とスタートアップとの連携事例
- 事業会社とスタートアップの違いを互いに理解し、シナジーを出す ~10のポイント~
- 事業会社、スタートアップ、ベンチャーキャピタルの関係性 ~イノベーション・エコシステム~
- ソーシングにおけるスタートアップの評価視点
- 事業会社とスタートアップの連携パターン
- カーブアウト・ベンチャーの成功のポイント
- 参考資料
- コンソーシアムの仕掛け方
- 海外M&Aのポイント ~PMIにおける成功要因~