(2019年7月25日 10:00〜11:30)
弊社が経験した技術革新の激動、創業時事業からの撤退を経て、現在我々は課題提起型デジタルカンパニーを目指す姿としてトランスフォームに取り組んでいます。 社会・顧客課題を解決するイノベーションのフレームワークを制定しました。 例えば、コア技術をベースとした技術の新展開、オープンイノベーションの仕掛け、 そして事業と技術を段階的に審議するルールなどです。 概要と、テーマ評価を行い次ステージ移行を審議するステージゲート制の具体例と課題をご紹介致します。
(2019年7月25日 12:15〜13:45)
不確実性が増す中で研究開発テーマの設定や、そのGo – Stopの判断は難しくなってきています。 また、経営資源の効率的な運用が強く求められるようになってきており、研究開発の成功確率を少しでも高める努力も求められています。 このような状況を踏まえてどのような考え方で対応していけばいいのかについて、 当方の経験から幾つかの視点でお話し、また、みなさんと議論することでそれぞれにおいて 適切な対応方法を考えていきたいと思います。
(2019年7月25日 14:00〜15:30)
アース製薬は虫ケア用品 (殺虫剤) の開発のほか、虫ケア用品で培ってきた技術やノウハウを活かした家庭園芸製品の開発や、 オーラルケア、入浴剤、消臭芳香剤、防虫剤、洗浄剤などの日用品など多くの商品を上市している。 コンシューマー商品の開発には市場性や調査データの把握が必要であるが、 その商品がどの商品ライフサイクルの段階にあるかによって施策や開発テーマも変化する。 またテーマ設定の段階ではターゲットと差別化ポイントをお客様目線で把握し、 それを実現するためには技術面のクリアが必要となる。 テーマの進行と上市判断においては、これらの評価に加え、 具体的な施策と連動して収益性が確保できるかが重要となる。
(2019年7月25日 15:45〜17:15)
企業が永続的に存続し、成長し続けるためには、研究・開発活動が欠かせない。 研究・開発は、中長期視点の経営戦略の中でも重要な位置づけにあり、 自社の事業領域と未来戦略をもとにして、市場動向や技術トレンド、競合企業の情報を分析しつつ、 継続的に経営資源を投入することになる。 調査を進めながら研究・開発をスタートするケースもでてくる。 一方で、進み出した研究・開発活動を止めるためには、 先行させた投資、決裁者や起案者の思い、社外パートナーとの関係が複雑に絡み、簡単でない。 そこで、研究・開発のあり方や特性から、 テーマの評価方法と中止/撤退を判断する一つの考え方を紹介する。