何かを調べたいと思ったとき、既存の知見や文献報告があればそれを参考にしますが、何も参考にするものがない場合には自ら調査アンケートをとることが時に必要となります。アンケート調査では、先ず調査対象から統計的に意味のある品質の高いデータを得る方法を学ぶ必要があります。次いで得られたデータを解析する技術にも習熟する必要があります。 本講座ではインターネットを中心とするアンケート調査の基礎知識から、様々な解析手法に至るまで幅広く学習し、これらの全体像を把握し実際に応用できるようにすることを目標とします。
- 1日目: アンケート調査概論
- アンケート調査とは
- アンケート調査の種類は様々
- 訪問面接調査とは
- 訪問留置き調査とは
- 郵送調査とは
- 来場者調査とは
- 会場アンケート調査とは
- 電話調査とは
- インターネットアンケート調査とは
- その他の調査手法
- 企画・設計の進め方
- 調査課題を検討する
- 調査対象者を定義する
- 調査 (実査) 方法を検討する
- アンケート項目を決める
- 調査に必要な期間を決める
- 調査経費を積算する
- 標本数を決める
- 回収率を高める工夫をする
- アンケート票作成の手順
- 質問順序を考える
- 質問のタイプと回答のタイプを考える
- 調査対象者を測る4つの尺度とは
- 態度を測るものさしとは
- 質問文を作るときの注意点
- 調査ボリュームを調整する
- 対象者特性を5グラフィックスで把握する
- アンケート票をレイアウトする
- あいさつ状を作る
- サンプリングとは
- 単純抽出法と系統抽出法
- 確率比例2段抽出法
- エリアサンプリング
- タイムサンプリング
- 訪問調査のポイント
- 来場者調査のポイント
- 郵送・電話・FAX調査のポイント
- 会場アンケート調査のポイント
- 回収した個票のチェック
- 2日目: アンケート調査データ統計解析基礎
- インターネットアンケート調査と標本調査
- インターネットアンケート調査の実施方法の種類
- インターネットアンケート調査の回答者の特性
- インターネットアンケート調査の留意点
- インターネットアンケート調査の企画・設計
- インターネットアンケート画面の種類と主な機能
- インターネットアンケート調査のサーベイ手順
- インターネットアンケート調査会社の選び方
- インターネットアンケート調査会社との協議
- 回答バイアス・誤差に注意
- 回収データのチェックは不可欠
- モバイルアンケートの長所と活用例
- 集計作業の手順
- データの最終チェック
- 自由回答をカテゴリー化する
- 集計計画の立て方
- クロス集計とクロス分析のポイント
- グラフ作成のポイント
- 調査報告書の作成ポイント
- 統計解析の基本を押さえよう
- 度数分布とは
- 代表値とは
- 範囲と標準偏差とは
- 歪度と尖度とは
- カイ2乗検定とは
- T検定と分散分析とは
- 相関係数とは
- 単回帰とは
- シグマ値法とは