EVの普及に向けて、充電時間の短縮、航続距離の伸長、車両価格の低減が一層求められてきた。これに伴い、車載用LIBの大容量化が進行している。容量が増えれば充電時間が長くなる。この解決法としては、“急速充電”が検討されている。本セミナーでは研究者と実務家の異なる視点から得られる最新情報セミナーになっている。
(10:30~12:30)
テーマは「急速充電…」ですが、この内容はEV、PHV のリチウムイオン電池の技術課題が全て集約されている。電池原材料の開発、製造と販売の実務ご担当者が、二次電池の基礎データを見て、1.そのデータが妥当か 2.業界レベルをクリアしているか 3.安全性や寿命に無理が無いか…自ら判断するデータを示したい。 更には、今後2、3年のEVとPHVの技術展開の中で、急速充電をキーとする次項も解説したい。
(13:30〜14:50)
固体電解質を利用した全固体電池の開発が進められている。全固体電池と液系電池の大きな違いは、リチウムイオンが電解質と電極の固体/固体界面を移動することであり、全固体電池の実用化のためには電解質/電極界面の抵抗低減が急務となっている。電解質/電極界面のイオン伝導特性は、電解質と電極の材料の組み合わせだけではなく、その界面の形成プロセスに強く依存する。本セミナーでは、薄膜を利用した電解質/電極界面の研究について紹介する。高いイオン伝導特性を示す界面構造ならびに全固体リチウム電池の開発設計指針、さらにはそれら全固体電池の高速充放電特性について解説する。
(15:00〜16:20)
通常とは異なる酸化物材料 (チタン酸リチウム) を負極に用いることで発現する特徴をその原理から紹介。その上で、その特徴を活かした使い方、適用先を検討する。さらに、性能向上へ向けた次世代技術についても併せて紹介する。
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