(2019年7月17日 10:00〜11:30)
現在、日本の企業の多くがオーバーアナリシス (過剰分析) 、オーバープランニング (過剰計画) 、オーバーコンプライアンス (過剰法令遵守) に陥ってしまっているのではないでしょうか。こういった固定化された組織にはイノベーションは起こせません。組織に意図的にカオスをつくり出し、うまく創造的破壊を起こして組織の創造性を高めていく必要があります。関西電力で実践している事例を紹介させていただき、企業におけるイノベーションの起こし方について意見交換ができればと思います。
(2019年7月17日 12:15〜13:45)
イノベーションを生む組織づくりを考えるとき、何よりもイノベーションを生む「人」づくりにフォーカスする必要がある。すなわち、組織の仕組みだけではなく、「風土」「雰囲気」「関係性」に焦点を当て、モノカルチャーな組織から、ダイバーシティーな組織に変換する必要がある。また、そこでは、人が育つ組織を牽引するリーダーの役割が重要である。人材育成において、「自分で解決する力」、「自分で道なき道を歩む勇気や覚悟」、「他者に対する影響力を発揮してリーダーシップをとる力」、「根拠のない自信、自己肯定感」を身につけさせることは重要な課題である一方で、それらは容易い事ではない。そのためには、上司の対話力、質問力、コーチング力を向上させることが不可欠である。
(2019年7月17日 14:00〜15:30)
ライオン株式会社では「次世代ヘルケアのリーディングカンパニー」を目指し、2018年1月に新規事業創出をミッションとするイノベーションラボを設立した。今回は、イノベーションラボ設立の背景、ビジョン、最近のトピックスを交えながら、デザインシンキングやリーンスタートアップの考え方に基づいたチーム及び、プロジェクトの作り方、運営方法などを皆さんと共有、議論する事によって、新たな学びを得る機会としたいと思います。
(2019年7月17日 15:45〜17:15)
A VUCA Worldを生き抜くために今年で創業103年目を迎える企業が、どのように継続したイノベーションを創出していこうとしているのか、その変革への挑戦をデジタル時代の人財と組織開発も含めて、R&Dの在り方や日本ではYOKOGAWA唯一のマーケティング組織の在り方を中心にご紹介する。今、世界を取り巻く環境は大きく、しかも高速に変化している。昨年2018年はちょうど明治維新150年だが、この150年で起こった技術の進化とそれによる社会の変化は著しい。この150年の変化と同等の影響力を持つ変化は、次の15年で起こるだろう。技術のマネージメントはますます混迷を極めるが、持続して成長できるビジネスに必要な要素ならびに将来あるべきR&Dの姿を共有する。