3種類以上の試料の母平均に差があるかどうかを調べるには、分散分析といわれる手法が用いられます。第2日の講義では、分散分析の基礎となる母分散比の推定・検定について解説した上で、分散分析の原理、1元配置、2元配置の分散分析の手法までを丁寧に解説します。本講義で解説した手法については、Excelサンプルファイルを配布します。(一部、第1日目の内容と重複します)
- 実験の3原則
- ばらつきとかたより
- 繰返し性と再現性
- 実験の反復
- 実験の局所管理
- 実験の無作為化 (ランダム化)
- 母分散比の推定・検定の原理
- 母分散比の推定:ばらつきはどのくらい異なるか?
- カイ2乗分布の意味
- F分布の意味
- 母分散比の検定:ばらつきが異なるといえるか?
- 第1種の誤り (生産者危険) と第2種の誤り (消費者危険)
- P値の意味
- 両側推定・検定と片側推定・検定
- 分散分析
- 分散分析で何がわかるか?
- なぜ母分散比を調べると母平均を比較できるのか?
- 1元配置の分散分析
- 因子、主効果、誤差
- 平方和の分解
- 分散分析表の作成
- 効果の有無のF検定
- Tukey法による多重比較:どれとどれに差があるか?
- 2元配置の分散分析
- 交互作用とはなにか?
- 分散分析手順のまとめ
- 演習