第1部. 商品事例から学ぶEMC設計の原理
(2019年6月26日 12:30〜14:30)
「EMC対策に時間がかかる」「設計段階からきちんと作りこみたい」こんな悩みをお持ちではありませんか。EMC対策の基本は、ノイズ源 (ICやスイッチング素子など) とアンテナ (プリント基板の配線やケーブルなど) から発生するノイズの原理を理解し、原則に基づいて設計することです。
本講義では、
- 電子機器でのEMCの原因の基本的なメカニズムの紹介
- EMC設計・対策方法と、その原理の紹介
- 商品事例の紹介
を通じて、回路・プリント基板のEMC設計の原理原則を知ることができます。これらのポイントを理解できれば、開発段階からEMCを考慮した設計ができ、試作後のEMC対策工数を減らすことが可能になります。本講義は、回路設計技術者、特に、EMCを考慮した回路設計を行い、基板レイアウトのポイントを抑えたい方にお勧めです。
- EMCとは?
- EMCの基礎
- EMCに関する重要用語
- EMCのメカニズム
- 商品のEMC設計・対策事例
- 音響機器の事例
- インバータ機器の事例
第2部. 自動車のノイズ観測とEMC対策事例
(2019年6月26日 14:45〜16:00)
自動車には電子機器が多く搭載されているため、モータや電子制御ユニット、通信ラインなどいろいろな機器がノイズになる可能性があり、EMC規格によって規制されています。ノイズ対策としてはシールドや配線の調整、対策部品挿入などが一般的です。その際にノイズ源の場所や電圧を観測することで、より適した対策をとることが可能です。たとえば静電気で誤動作が発生する場合、どのラインからどの電圧レベルの静電気ノイズが侵入しているかなど、ノイズ電圧波形を観測できれば的確な対策をとることができます。
このセミナーではいろいろな自動車ユニットのEMC対策事例と、ノイズ源の観測および対策部品の効果について紹介します。
- 車載電子システムとEMC問題
- 自動車電装システムの動向
- 自動車のEMC問題
- ノイズを観測する
- 自動車用EMC規格
- 近傍磁界
- バーストノイズの波形とスペクトラム
- 静電気ノイズの電圧波形
- モータの伝導エミッション対策事例
- ノイズのモード
- 対策部品の効果
- 配線長の影響
- 小型EVの伝導エミッション、放射エミッション対策事例
- シールド、グランド
- 対策部品の効果
- 配線方法の影響
- 車載LANの対策事例
- CANの放射エミッション対策
- CANおよびLINのイミュニティ対策 (BCI=Bulk Current Injection)
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- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)