粒子を大きさ毎に分ける分級技術は、粉体材料を始めとする各種高機能材料の製造や環境関連プロセスで必要不可欠であり、分級性能がその効率を大きく左右することがあります。
本講座では分級操作の原理・理論、乾式・湿式分級装置の分級性能とその推算法・高性能化法を紹介します。また、粉砕と分級を組合わせた閉回路粉砕分級システム、分級プロセスの応用事例についても言及します。
- 粒子径分布
- 粒子径と粒子径分布の表現法
- 粒子径分布の測定法
- 粒度分布の近似関数
- 分級の基本原理と粒子運動
- 分級性能の表現法
- 流体中での粒子運動
- 外力と粒子運動
- 分級の基本理論と推算モデル
- 全捕集効率と部分分離効率
- 上昇流分離モデル
- 水平分離モデル
- 拡散と分離性能
- 分級機の原理及び設計・使い方
- 分級機の種類と分類
- 遠心力分級機 ー サイクロンの原理・構造
- サイクロンの性能推算法
- 付着力などの粉体物性と分級操作
- 付着力
- 分級操作と付着力
- 分級操作のコツ・トラブル対策について
- 環境条件、帯電、付着力などが分級性能に及ぼす影響
- 分級機の性能向上・効率化・処理量増加の方策
- 分級操作の応用事例