本セミナーでは、皮膚感覚ディスプレイについて基礎から解説し、実用化への課題・開発動向・展望、臨場感のある感覚提示、液晶ディスプレイと併用するための大面積化について解説いたします。
皮膚感覚ディスプレイが注目を集め始めてから久しいですが、まだ決定的な要素技術は確立されていないようです。これまで様々な方式が提案されておりますので、それらを簡単にご紹介し、実用化における問題点について考察してみたいと思います。 超音波の一種の弾性表面波を使ったタイプについて、詳しく解説します。このタイプでは応答周波数が高いことを活かし、臨場感のある感覚提示が期待できます。そのやり方について、近年の研究成果を交えてお話したいと思います。液晶ディスプレイと併用するための大面積化に関する研究成果も併せて紹介させていただきます。 また、数十kHzの超音波振動子を用いた実施例についてもご紹介します。併せて、使用する際の課題についても解説いたします。