EUにおける各種環境規制 (CO2排出・プラスチック廃棄) の動向と素材・化学企業が取るべき戦略的アプローチ

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近年、化学・素材企業をはじめとする製造業に対し、排出CO2や廃棄プラスチックに関する各種の環境関係規制が欧州を起点として議論されており、またその一部は既に施行されている。欧州の化学・素材企業は、このような規制への対応を長期的戦略の前提として取り入れているのに対し、国内企業は自社戦略の付随的活動として捉えているケースが多いように見受けられる。  環境問題がより深刻な社会的課題として懸念されるにつれ、上記の違いは所謂ブランドイメージの毀損という非財務的なリスクのみならず、ESG投資銘柄リストなど企業の社会性を重視したファンドへの採用見送りを通じた資金調達コスト上昇という財務的なリスクの大小にも影響を及ぼすことになる。  本講座においては、まず化学・素材企業を取り巻く炭素税関連規制と廃棄プラスチック関連規制の動向を取りまとめて説明し、これらの規制に対して先進的な欧州企業の戦略分析の結果を紹介したうえで、欧州全体の新産業育成に関する共通の戦略についても触れる。その後、これらの規制を上位概念として取り込むために有効なシナリオプランニング手法の概略を説明し、自社戦略への展開手法について紹介する。

  1. 欧州における環境規制の動向
    1. CO2関連 (炭素税、排出権取引など)
    2. 廃棄プラスチック関連規制 (欧州プラスチック戦略など)
    3. その他
  2. 環境対応に先進的な欧州化学・素材企業のベンチマーク分析紹介
    (2~3社程度)
  3. 社会的課題を起点とした欧州の新産業育成戦略 (弊社仮説)
    1. 欧州における産業育成戦略の成り立ち
    2. 欧州における社会的環境を起点とした産業育成戦略の狙い
  4. シナリオプランニングの手法紹介
    1. シナリオプランニングとは
    2. シナリオプランニングの実例
  5. シナリオプランニングを使った戦略立案の事例紹介
  6. 日系の化学・素材企業への示唆
    ~欧州企業への対抗と協調の可能性~

会場

東京流通センター
143-0006 東京都 大田区 平和島6-1-1
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