リチウムイオン二次電池用セパレータの設計と耐熱性向上

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会場 開催

本セミナーでは、リチウム電池用セパレータについて取り上げ、セパレータの構造と電池の性能や安全性への影響について詳解いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 リチウムイオン電池用セパレータの耐熱コーティング技術

(2019年6月27日 10:00〜11:30)

  1. 樹脂コーティングによるオレフィンセパレータの耐熱性向上
  2. 粒子コーティングによる耐熱性向上
  3. PE/PPラミネートによる耐熱性向上
  4. 超高分子量ポリエチレンによる耐熱性向上
  5. オレフィン以外の材料による耐熱性の向上 (ナノファイバー不織布のセパレータ特性)
    1. ポリイミドの場合
    2. セルロースの場合

第2部 ナノファイバーを用いた不織布セパレータの高性能化

(2019年6月27日 12:10〜13:40)

  1. ナノファイバーの構造、特徴
  2. エレクトロスピンニング法によるナノファイバ – の製造
  3. セパレータ用ナノファイバー材料
  4. ナノファイバー不織布セパレータの構造
    1. 混繊による高強度化
    2. 積層による安全性向上
  5. ナノファイバー不織布とセラミック粒子の複合化

第3部 セパレータ内におけるイオン移動の制御因子とセパレータ構造の設計

(2019年6月27日 13:50〜15:20)

 イオンの輸送を担う電解液/セパレータからなる電解質領域の構造や物性の制御は、優れた電池性能を得るためには不可欠な技術である。 電解質領域でイオン移動が何に支配されるのか、イオン易動度を高め安定した電池性能を維持するためにはどのような構造設計が必要かを明らかにするため、電解質領域性能の評価指標や評価技術について考える。

  1. リチウム二次電池におけるセパレータ
    1. セパレータ、電解液の構造
    2. セパレータの機能
  2. セパレータと電解液との関係
    1. 電解液の状態と構造
    2. セパレータの状態と構造
    3. 電解液/セパレータの形態
  3. 電解液/セパレータの設計思想
    1. イオン易動度
    2. 界面抵抗
    3. 電解質保持
    4. 化学的安定性
  4. 電解液/セパレータの評価指標
    1. リチウムイオン輸率
    2. 塩の解離度
    3. イオンとポリマーとの相互作用力
  5. 電解液+ポリマーセパレータ複合体のイオン拡散挙動
    1. セパレータの中のイオン拡散挙動
    2. 拡散性を支配するパラメータ 多孔度、孔径分布、ポリマー膨潤性
    3. 具体例
  6. ポリマーゲル電解質のイオン拡散挙動
    1. ポリマーサイトとイオンとの相互作用を利用したイオン易動度制御
    2. 具体例

第4部 セパレータコーティング用添加剤の種類,特徴と電気化学的特性

(2019年6月27日 15:30〜17:00)

  1. セパレータのセラミックスコーティングに必要とされる添加剤
    1. 粒子の分散安定化
    2. 基材フィルムへの濡れ性
    3. 泡・ピンホールへの対応
    4. セラミックスコーティング向けバインダー
    5. PVDFの分散
    6. レオロジーコントロール剤
  2. 添加剤の電気化学的特性評価

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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