第十七改正日本薬局方第二追補において、「ラマンスペクトル測定法」が一般試験法として新たに収載されます。これに伴い、医薬品の研究および製造現場において、ラマンスペクトル測定法が今以上に多用されることが想定されます。本セミナーでは、ラマンスペクトル測定法の原理、解析法、医薬品の研究・製造現場における応用などについて詳細に解説します。本セミナーにより、医薬品研究・製造現場に従事される方々がラマンスペクトル測定法をより深く理解し、より高品質な医薬品開発につながることを期待します。
- ラマンスペクトル測定法の基礎
- ラマンスペクトル測定法の原理
- 他の分光分析法との比較
- なぜ医薬品分析にラマン分光法なのか?
- 第十七改正日本薬局方第二追補について
- スペクトル解析の数学
- 多変量解析の基礎
- PCA、PLSを用いたラマンスペクトル解析
- スペクトル類似性の解析
- 医薬品研究・製造現場でのラマンスペクトル測定法の応用
- 医薬品開発ステージに応じたラマンスペクトル測定法の応用事例
- 医薬品研究段階で用いられるラマンスペクトル測定法と装置
- 医薬品製造段階で用いられるラマンスペクトル測定法と装置
- PATとしてのラマンスペクトル測定法の応用
- 一歩進んだラマンスペクトル測定手法
- ラマンスペクトル測定による晶癖の分析
- 原薬凝集塊中の一次粒子イメージング
- 固相 – 気相反応を利用したアミン系原薬のフリー/塩の判別
- 調剤現場におけるラマンスペクトル測定法の応用
- ラマンスペクトル測定による散剤の混合均一性評価
- 一包化混合散剤の非破壊・非接触での混合比定量
- ラマンスペクトル測定による医薬品判別装置の開発
- まとめ・質疑応答