本セミナーでは、ピーニングの基礎から解説し、ピーニングの使いこなすためのノウハウを伝授いたします。
自動車に対する燃費向上要求を達成するため、自動車を構成する材料・部品における基本的な要求項目は、部品の軽量化である。例えば、新しく開発されるユニットに要求されるスペックは従来よりも1ランク高いが、ユニットとしての大きさ重量は現状以下という要望がある。こういった要求はユニットの構成や部品の形状を見直すだけでは到底達成することができない。そこで、新しい材料や熱処理が開発されている。 ショットピーニングは比較的簡便な方法で金属製品の疲労強度を向上させ、自動車の低燃費化、軽量化に貢献できる手法として日本の自動車業界で1990年ごろ採用が始まった。現在でも盛んに利用される技術ではあるが、前述のとおり材料・熱処理も進歩してきているので、ショットピーニング技術も変化してきた。 本講演では、金属の表面改質技術として欠かせないショットピーニングの技術内容と適用事例および、基礎実験データを紹介する。 ショットピーニングによる作用と効果は、目に見えるようなものではないので、現象として理解する必要がある。現象を理解すれば、設計に反映させるために必要な知識として使える。また、製造現場においても、どのような目的で何をやっているかを理解することにより、品質向上やコストダウンのきっかけも得られるようになる。
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