本セミナーでは、樹脂・繊維・化粧品・医療・食品など、様々な分野で応用可能なモノの「やわらかさ」を計測・分析する技術について、実例や測定デモを交えて解説いたします。
当日は測定器を使ったデモも行います。時間の許す範囲ですが、試料をお持ちいただければ実際に測定も可能です。
とても柔らかいモノの変形特性について、触れるだけで物理的に数値データ化することができる方法・装置が、医療テクノロジーの高度化ニーズと情報システムの急速な発展を背景としながら、特に医師の触診テクニックに基づいて実用化されました。これは、もともと診療における利用を想定して研究開発されたものでしたが、その状態によって敏感に変わりやすい様々な柔軟素材へ適用できたことから、いま分野を問わず幅広い場面において利用され始めています。 そこで本セミナーでは、この柔軟なモノの変形特性を押込試験によって物理的に測る方法を紹介いたします。測る対象となるモノは、医療分野はもちろんのこと、さまざまな柔軟性のある食品、またヒト肌に関する美容・化粧品、さらに素材においては樹脂・ポリマー・フォーム材や繊維などです。また、柔さ計測システムを持ち込んでの柔軟性の測定デモも行います。持込み試料の評価も時間の許す範囲で対応いたします。