プラスチックの使用量を減らして軽量化する発泡成形は古くから使われてきた技術であるが、ここ数年は超臨界流体を用いた微細発泡成形が自動車分野で拡大している。近年、新しい物理発泡プロセスが提案されている。
本講座では、MuCell及びMuCell以外の物理発泡成形技術を中心に、コアバック法を含め、発泡成形の基礎から最新の技術動向まで解説するとともに、実際の例をしめして解説する。
- 発泡プラスチックの基礎
- 発泡プラスチックの構造
- 身近にある多孔質体
- 発泡成形とは
- 発泡成形に用いる発泡剤
- 化学発泡剤
- マイクロカプセル型発泡剤
- 物理発泡剤
- 物理発泡剤のプラスチックに対する溶解度
- 超臨界流体
- 発泡成形の種類
- バッチ発泡
- ビーズ発泡
- プレス発泡
- 射出発泡
- 押出発泡
- 発泡ブロー
- 微細発泡成形とは ~開発の経緯とねらい~
- 微細射出発泡成形
- 微細射出発泡成形の原理
- 微細射出発泡成形の設備
- 微細射出発泡成形の制御
- 微細射出発泡成形のベネフィット
- 微細射出発泡成形で想定されるトラブルと対策
- 微細射出発泡成形品のスワールマーク改良技術
- 微細射出発泡成形の金型の設計
- 微細射出発泡成形の製品設計
- 新しい発泡プロセス技術
- コアバック発泡
- コアバック発泡の原理
- コアバック発泡の金型
- コアバック発泡のベネフィット
- コアバック発泡の制御
- 発泡に適した材料
- ナイロン系
- ポリプロピレン系