競争の厳しい事業環境においても業績を出し続けている製造業がいます。そのような企業はどのような成功要因を押さえて事業を行っているのでしょうか?自社の事業にその成功要因をそのまま当てはめても上手くいきませんが、戦略構想における有益な視点にはなりえます。多くの視点を知ることで、いざ自社の戦略検討の際に有望な戦略発想ができる可能性が高まります。
本セミナーでは、18年以上の新規事業開発・R&D戦略コンサルティングと技術系スタートアップ支援・投資の最前線の経験をもとに、消費財および生産財のベストプラクティス事例や失敗事例を考察し成功要因を具体的に紹介し、自社への応用アイデアについて考えていただきます。
一方、応用アイデアを自社戦略にするためにベースとなる、戦略構想の基本や製造業に必須の「マーケティング戦略」のポイントについて理解していただくことも目的とします。
さらに昨今トレンドとなっている事業会社とスタートアップ連携のポイントについても紹介します。社内での新規事業開発がなかなか上手くいかない中、新しい手法として、社外のスタートアップへの投資・連携に可能性を見いだしている企業が増えています。スタートアップを「社外で行う新規事業開発プロジェクト」とみて、うまく活用することで競争力を上げていくためのポイントを事例とともに紹介します。
- 事例から学ぶ高収益ビジネスのポイントとは ~消費財の場合~
- アップル (エコシステム戦略)
- アマゾン vs ソニー (エコシステム戦略)
- シマノ (技術ブランド戦略)
- 花王 (プロダクトイン戦略) など
- 事例から学ぶ高収益ビジネスのポイントとは ~生産財の場合~
- 東レ (ソリューション戦略、グローバル戦略)
- ダイキン工業 (アライアンス戦略)
- アーム (エコシステム戦略)
- ミシュラン (アライアンス戦略)
- GE (IoT戦略) など
- 戦略構想の流れとエンジニアのためのマーケティングとは
- 戦略企画のアウトプット項目
- 経営トップからみた戦略企画の評価視点 ~「経営層は投資家である」という認識をもつ~
- 戦略策定の流れ ~仮説形成から戦略策定まで~
- 戦略を財務視点から定量的に表現し、経営者とのコミュニケーションを図る
- エンジニアのためのマーケティングとは ~技術を顧客価値につなげるマーケティング
- エンジニアの行うマーケティングとは
- マーケティング・ミックス
- 製品戦略:技術、製品からエコシステムまでを1セットで考える
- 価格戦略:価格設定による主な要因、価格弾力性
- 広告宣伝、販促戦略:広告宣伝と営業の連動、マルチチャネル戦略
- 販売チャネル戦略:直接販売、間接販売、電子商取引
- 競合他者に圧倒的な差をつけるための「ベンチマーキング」とは
- 競合他社ベンチマーキングと異業種ベンチマーキングを組み合わせる
- 競合ベンチマーキングのポイント
- 競合他社ベンチマーキングにより自社・他社の強み・弱みを把握する
- バランスド・スコアカードによる競合他社分析とは
- 競合他社の今後の戦略を想定し、予め競争戦略を構想
- ベンチマーキングの体制 ~社内に「ビジネスインテリジェンス」をもつ~
- 異業種ベンチマーキングのポイント
- 競合が思いつかないできない戦?を構想するための「異業種ベンチマーキング」
- 異業種ベンチマーキングが必要とされる場面、対象
- 異業種ベンチマーキングの進め方
- ベストプラクティスとエネイブラー
- 開示情報の範囲と機密管理
- 異業種ベンチマーキング企業のリストアップ、評価・選定
- ベンチマーキング先とのコンタクト方法
- 異業種ベンチマーキング企業訪問前の準備と実行
- 異業種のベストプラクティスの自社への適合計画立案
- (ケース演習) 異業種ベストプラクティスからの学びと応用アイデア発想
- 大企業とスタートアップの連携のポイントと事例紹介
- スタートアップを「社外で行う新規事業開発プロジェクト」として活用する
- リスクマネーを活用した「イノベーション・エコシステム」とは
- 大企業、スタートアップ、ベンチャーキャピタルの関係性
- 大企業とスタートアップの違いを認識する
- 大企業とスタートアップとの連携の10のポイント
- カーブアウトのメリット
- 事例紹介
- 参考資料
- 事業成果を生み出すエンジニアになるためにマインドセットとは
- マーケットリサーチ手法 (2次情報、1次情報)
- 質疑応答