本セミナーでは、ヒトの感情、無意識情報の計測・評価について基礎から解説いたします。
生体情報の計測のメカニズム、具体的な計測ノウハウから活用例まで詳解いたします。
(2019年6月10日 9:00〜10:30)
顔面皮膚温はサーモグラフィ等を利用することにより、非接触 かつ非侵襲的に生理状態を評価可能な生理指標となります。この顔面皮膚 温に基づいて感性を評価・ 推定する方法に関して、生体システムのメカニズ ムに基づく原理、計測方法、留意点な どを概説します。
(2019年6月10日 10:45〜12:00)
匂いの印象がどのようなものであるかは化学物質名だけでは想 像することが困難である。そこで、化学物質名の質量分析器データを用い て、機械学習により多数の匂い記述子に対するスコアを予測する手法を検討 した。マススペクトル空間と匂い記述子空間それぞれにオートエンコーダによ る特徴抽出を行い、それらの特徴間を多層パーセプトロンで写像する手法を 考案し、計算機実験によりその効果を確かめた。また、マススペクトルの特徴 抽出の方法として、Itakura – Saito divergenceを用いる手法を提案し、その内 容を説明する。さらに自然言語処理により、匂い記述子のクラスタリングを行う 方法を紹介する。
(2019年6月10日 12:45〜14:15)
我々はウェアラブル脳波計の開発に成功し、脳波をいつでもどこでも測ることを 可能にした。本講演では、開発した脳波計を簡単に紹介した後に、無意識の可視化と、それを利用した商品開発につながりうる研究成果について紹介する。
(2019年6月10日 14:30〜16:00)
眼球運動には、大脳皮質、脳幹、小脳内の多くの領域が関わっており、各々の領野が担う脳機能が種々の眼球運動に反映される。本講座では、そうした各種眼球運動 (瞳孔運動を含む) に反映される様々な脳機能について紹介し、最近の応用研究について解説します。