自社保有技術による新規事業テーマ創出の仕掛け

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プログラム

第1部. 自社保有技術による新規事業テーマ創出の仕方

(2019年4月16日 10:00〜13:00)

 新規事業を創出するために、イノベーションを生み出さなければならない。イノベーションとは何か、それが、どのように生み出されているか、また、どのような仕組みの下で起こっているかを解説する。イノベーションを生み出すためには、顧客との信頼関係を築き、顧客の認める価値が何であるかを理解し、顧客へのソリューション提供を行わなければならない。そのソリューションは、自社の保有技術に基づくものであることが一番重要であることは論を待たない。自社に技術がないと、オープンイノベーションに走る前に、自社の保有技術について過小評価を行っていないか、自分たちが気づいていない性能があるのではないかということも考える必要がある。  講演では、顧客価値の発見方法や自社技術の価値見直しを見据えた手法を紹介する。自社保有技術による新規事業テーマ創出の仕方を考え、イノベーションについての理解が深まる講演をしたいと考える。

  1. イノベーションとは (グローバルでの潮流)
    1. イノベーションとは何か
    2. イノベーションモデル (自社の技術戦略)
    3. イノベーションを起こすために必要な会社施策と研究開発者の能力
    4. イノベーションは、どのようにして起こっているか
    5. イノベーションを起こす為にとられている手法の紹介
  2. グローバルカンパニーケーススタディー
    1. 企業文化と仕組み
    2. 基盤技術は全社の資産、製品は事業部の資産
    3. 基盤技術の共有化の仕組み
      1. 15%カルチャー
      2. 技術コミュニティーの運営 (技術フォーラムの開催と目的)
    4. 研究開発者の人材育成
    5. 基盤技術展示場の活用 (カスタマーテクニカルセンター)
    6. 社員エンゲージメントの重要性

第2部. NECにおける自社保有技術による新規事業創出の取り組み

(2019年4月16日 13:45〜15:15)

 NECはイノベーションの実行力を高めるための事業開発、人材開発、組織開発を進めている。AI市場で存在感を発揮し事業拡大を狙う北米dotData,Inc設立となった本気のカーブアウト、海外のインキュベーション専門会社NEC X,Inc設立、新事業開発部門に適した業績評価の仕組み開発などの取り組みについて組織の機能変遷も含めて紹介する。

  1. NECビジネスイノベーションユニット (BIU) の機能
  2. BIUのあゆみ
  3. なぜ、新事業創出は難しいのか
  4. NEC X,Incの活動について
  5. dotData,Incが目指したこと
  6. さらに次へ、新事業部門の業績評価

第3部. 川崎重工におけるコア技術とイノベーション創出の仕組み・運営の仕方

(2019年4月16日 15:30〜17:00)

 川崎重工業は「世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献する“Global Kawasaki”」をミッションステートメントとしている。事業領域が広範にわたるため、今までの振り返り、製品群、最近の製品及びコア技術から今何をしている会社かを明確にする。そして、2016年にシリコンバレーに技術とマーケティングの調査員を派遣した背景、本社内にイノベーション組織を立ち上げた経緯とイノベーションについての考察、組織の運営と課題及び今後の展望等について紹介する。

  1. 川崎重工業とは
    1. 川崎重工の歩み
    2. 製品群
    3. 最近の製品とコア技術
  2. イノベーション
    1. シリコンバレー駐在の背景
    2. イノベーション組織設立経緯
    3. イノベーション考察
    4. 組織運営と課題
    5. 今後の展望 (妄想)

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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