(2019年4月16日 10:00〜13:00)
新規事業を創出するために、イノベーションを生み出さなければならない。イノベーションとは何か、それが、どのように生み出されているか、また、どのような仕組みの下で起こっているかを解説する。イノベーションを生み出すためには、顧客との信頼関係を築き、顧客の認める価値が何であるかを理解し、顧客へのソリューション提供を行わなければならない。そのソリューションは、自社の保有技術に基づくものであることが一番重要であることは論を待たない。自社に技術がないと、オープンイノベーションに走る前に、自社の保有技術について過小評価を行っていないか、自分たちが気づいていない性能があるのではないかということも考える必要がある。 講演では、顧客価値の発見方法や自社技術の価値見直しを見据えた手法を紹介する。自社保有技術による新規事業テーマ創出の仕方を考え、イノベーションについての理解が深まる講演をしたいと考える。
(2019年4月16日 13:45〜15:15)
NECはイノベーションの実行力を高めるための事業開発、人材開発、組織開発を進めている。AI市場で存在感を発揮し事業拡大を狙う北米dotData,Inc設立となった本気のカーブアウト、海外のインキュベーション専門会社NEC X,Inc設立、新事業開発部門に適した業績評価の仕組み開発などの取り組みについて組織の機能変遷も含めて紹介する。
(2019年4月16日 15:30〜17:00)
川崎重工業は「世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献する“Global Kawasaki”」をミッションステートメントとしている。事業領域が広範にわたるため、今までの振り返り、製品群、最近の製品及びコア技術から今何をしている会社かを明確にする。そして、2016年にシリコンバレーに技術とマーケティングの調査員を派遣した背景、本社内にイノベーション組織を立ち上げた経緯とイノベーションについての考察、組織の運営と課題及び今後の展望等について紹介する。