(10:00〜11:30)
プロジェクトを円滑に進めるkeyは「人 (ヒト) 」だと思います。開発スケジュール遅延を未然に防ぐために、まずはプロジェクトチーム作りを意識されてはいかがでしょうか? 本講座では、プロジェクトチーム作りのポイント、メンバーにとって納得性の高い開発計画策定方法、およびチームミーティングやツールを利用したプロジェクト進捗管理のポイントについて、事例を交えて考えてみたいと思います。(12:15〜13:45)
研究開発の遅れ対策はすなわち広義にはRDの生産性向上ということであり、それはRDマネジメントの古今東西変わらぬ重要課題である。その取り組み方は業種やテーマの性格で異なるところだが、今回は演者が関わった化学系素材メーカーでの研究開発マネジメントの経験から、RD現場でよく見られる開発遅れの原因とその具体的防止対策の例を紹介する。また中長期の新規テーマに関しては遅れの原因がそもそも筋の良くないテーマに取り組んでいることに起因していることが多い。そこで研究開発の生産性を上げる新規テーマの発掘の仕方とテーマの推進マネジメントを紹介する。
(14:00〜15:30)
研究開発テーマ (製品開発テーマ) を計画通りに達成する為には、まず製品開発の目的・目標の設定が重要である。製品開発テーマが計画通りに進まないのは往々にして製品開発を進めていく過程で様々な情報が入り、当初の目標の妥当性や達成の可能性が疑われる場合がある。このような場合は各部門が担う責任や目標が不明確になり、部門間の連携が取れなくなり、結果として製品開発テーマが暗礁に乗り上げる。本講演では事業戦略を反映した製品開発テーマの選定、開発目標の設定、納期管理についてサプライチェーン・エンジニアリングチェーンの連携、製品開発のリーダー役割について言及する。
(15:45〜17:15)
1人の研究員が複数の研究テーマを担っていると、どうしてもテーマの難易度や注力度に差が生まれ、テーマ進捗の遅れに繋がっていきます。その遅れの要因について、組織の仕組みと人財スキルの2面からとらえて、その対策を提案します。1つ目は研究全体のポートフォリオ管理です。2つ目は人財育成です。ポートフォリオ管理については、ステージの定義や裁量 (本社裁量/現場裁量) を見直していきます。人財育成については、納期意識を高めながら、現場での研究スキルアップを図っていきます。このような活動事例を交えて、当社の研究開発体制をご紹介いたします。