第1部. JTたばこ中央研究所のワークプレイス改革プロジェクト
(10:00〜11:30)
日本たばこ産業 株式会社 たばこ中央研究所では、2016年〜2017年にかけて「事業所最適化プロジェクト」の名のもと、大規模なオフィス環境のリニューアルを実施した。事業環境の変化に伴う研究所ビジョンの再設定を背景に、研究者の意識改革を促すべくフリーアドレス制の導入・プロトタイピング施設や交流スペースの設置を行い、よりオープンな環境を実現した。本講演ではプロジェクトの準備から実行に至る経緯を紹介するとともに、研究所のオフィス環境において気をつける点、フリーアドレス制の効果等について述べる。
- JTグループの紹介と事業領域について
- たばこ事業本部の研究開発体制
- たばこ事業を取り巻く環境の変化
- 研究開発戦略と解決すべき課題
- 事業所最適化プロジェクト
- 基本コンセプト:「知的なバカ話」
- 情報収集とプラン策定
- 自分たちの職場は自分たちで作る
- フリーアドレス制の導入
- 事前調査では7割がネガティブ
- 不安を解消し期待を持たせる導入プラン
- オフィスレイアウト変更後の環境
- 事後調査の結果は?
- フリーアドレス制導入の効果事例
- オープンイノベーションの活性化
- 組織の柔軟性向上
- ペーパーレス化の進展
- プロジェクトを振り返って
- オフィス環境と組織ビジョンは一心同体
- トップダウンアプローチの重要性
- 不満の芽を摘む
- マンネリ化を防ぐ
- 将来に向けて
第2部. イノベーションを生む研究執務室のレイアウト
(12:15〜13:45)
- 事務的な処理的作業が効率よくできるレイアウト
- 7種のレイアウトと処理的作業の関係
- 実験方法と結果の分析
- 席ごとの作業の効率性
- レイアウトごとの作業の効率性
- 全ての席の作業の効率性
- 新しい価値を創造することに向いているレイアウト
- 8種のレイアウトと創造的作業の関係
- 実験の概要と結果の分析
- 会話の有無における創造性の評価
- テーマごとにおける創造性の評価
- レイアウトごとにおける創造性の評価
- 全ての席における創造性の評価
第3部. 社内外の異質な人材が集まる 共創空間の作り方と運用のポイント
(14:00〜15:30)
- なぜいま共創空間が注目されるのか?
- 共創をドライブする空間のつくり方
- 考えるべき9つの要素
- 3つの活動の要素
- 3つの空間の要素
- 3つの共通意識の要素
- さまざまな共創空間の特徴
- 「活きた」共創空間をつくるために
- 空間を「複合用途」にしてみる
- 空間を「共」の場にしてみる
- 空間をつくってから、どう使うのか
第4部. 異分野の研究員同士の コミュニケーションを促す仕組み作りと意識改革
(15:45〜17:15)
- 富士フイルム本業消失とR&D組織変革
- 異分野の研究員同士のコミュニケーションを促す仕組み
- イノベーション創出、アイデアを自由に出し合える企業風土の醸成
- 組織変革・人材育成の取り組み方 事例
- 組織基盤づくり “考えて、決めて、動く”
- 勝つ組織づくり “勝つシナリオ”
- 信頼関係づくり “約束して守る”
- 持続的成長に向けた課題