本セミナーでは、呼気、皮膚ガスを高精度かつ簡便に検知し、臨床・ヘルスケアに繋ぐ技術について解説いたします。
(10:30~12:10)
疾病や代謝に起因する生体ガス成分を高感度に計測そして可視化するために開発した「バイオスニファ:生化学式ガスセンサ」と「探嗅カメラ」を紹介し、生体応用の結果を交え、臨床&ヘルスケアへの可能性について解説する。
(13:00〜14:40)
最近のガスセンサは、マイクロメカニカルエレクトロシステムの導入で大幅な小型化・省電力化が進められており、「ヘルスケア・医療診断」分野での極低濃度ガス検知デバイスとしても期待されている。今回は、発達したメソ・マクロ細孔を有する酸化物を各種ガスセンサへ応用したときの基本的な特性などについて解説する。
(14:50〜16:00)
様々な機能性分子を無機材料 (金属、金属酸化物、細孔材料など) と組み合わせることで、有機分子および無機材料のそれぞれの特性を活かした有機 – 無機複合材料を構築することができる。 本講座では、我々の体に健康被害を及ぼす化学物質や微生物、あるいは、呼気や血中に含まれる化学物質を高感度にセンシング可能な有機?無機複合材料の開発に関して、我々の最近の研究成果について紹介する。