アイオノマーの合成、特性と応用展開

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本セミナーでは、接着性、柔軟性、強靭性、耐擦傷性等、合成手法、構造制御によって発現するアイオノマーの機能について、事例とともに解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 強靭性・自己修復性を有する新しいアイオノマーの開発

(2019年5月22日 10:00〜12:00)

  1. イオン会合体の形成と構造
    1. イオン会合体内部の局所構造
    2. テレケリックアイオノマー
    3. フッ素系アイオノマー
    4. エチレンアイオノマー
  2. イオン会合体の転移
    1. エチレンアイオノマーの転移モデル
    2. 他のアイオノマーのイオン会合体の転移
  3. イオン性エラストマーの自己修復性
    1. アイオノマーとブロック共重合体の構造形成

第2部 末端反応性ポリプロピレンの合成とポリプロピレン系アイオノマーへの応用

(2019年5月22日 12:45〜14:45)

 ポリプロピレンの欠点・エチレン系アイオノマーの欠点を克服するべく開発されたポリプロピレンアイオノマーに関して、合成方法から物性を解説し、今後期待される応用分野を整理する。

  1. ポリプロピレンについて
    1. ポリプロピレンの特徴
    2. ポリプロピレン改質剤の現状
    3. ポリプロピレンの機能化
    4. 両末端反応性ポリプロピレンの合成
  2. 精密熱分解について
    1. 精密熱分解により得られる両末端二重結合ポリプロピレンの特徴
    2. 両末端二重結合ポリプロピレンの生成メカニズム
    3. 様々なポリオレフィンへの精密熱分解の応用
    4. 廃ポリプロピレンの精密熱分解
  3. 両末端二重結合ポリプロピレンの応用
    1. 両末端二重結合ポリプロピレンの官能基化
    2. 両末端官能基化ポリプロピレンを用いたポリプロピレン系共重合体
  4. ポリプロピレンアイオノマー
    1. ポリプロピレンアイオノマーの合成
    2. ポリプロピレンアイオノマーの特性
    3. ポリプロピレンアイオノマーの応用

第3部 エチレン系アイオノマーのX線を利用した精密構造解析

(2019年5月22日 15:00〜17:00)

  1. 高分子構造解析の基礎
    1. 構造解析手法概論
    2. 顕微鏡法
    3. 散乱の手法
      1. 散乱の基礎
      2. X線散乱
    4. 分光法・熱的・力学的手法
  2. 高分子の結晶化について
  3. エチレン系アイオノマー
    1. 工業材料としての物性
    2. 合成方法と樹脂構造
      1. 合成方法
      2. 樹脂構造
    3. エチレン系アイオノマーの諸物性
      1. 固体基礎物性
      2. 熱的特性
      3. 機械的物性
      4. 光学性
      5. 溶融物性
      6. 化学的性質
    4. エチレン系アイオノマーの特性と用途展開
  4. エチレン系アイオノマーのX線を利用した精密構造解析

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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