防虫・防鼠技術の種類、 忌避材料の設計、選び方と使い方、その応用

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プログラム

第1部 製造物への虫体・鼠族による 汚染の現状と解決方法について

(2019年5月22日 10:30~12:50)

  1. 製造施設内、生物汚染の実態
    1. 生物由来事故の現状
    2. 生物汚染対策の誤認
  2. 生物汚染の原因分析と事例紹介
    1. 事故防止上、注意したい昆虫類の生態
    2. 鼠類、鳥類の生態
  3. 事故の防止技法
    1. 製造施設での対策誤認
    2. 事故を防止する対策
    3. 事故防止の確実な効果を得る為に実施すべき技法

第2部 防虫における「気流・エア」及び「気圧調整」技術

(2019年5月22日 13:40〜15:00)

  1. 「飛翔する虫」の侵入と製造ラインの気流や気圧との関連性
  2. 防虫における「気流・エア」および「気圧調整」技術
    1. 気流で遮断 (防虫用エアーカーテン)
    2. 吸引し捕虫 (バグキーパー)
    3. 徘徊する虫の侵入も防止 (バグシール)
    4. 陰圧と陽圧の制御設備
  3. 事例の紹介
    1. 国内事例
    2. 海外事例 (海外規格とその適合を含む)

第3部 害虫忌避の成分を配合した 機能性インキの開発とのその応用

(2019年5月22日 15:10〜16:30)

 ムシブロックコーティングインキは、アース製薬と共同開発したスクリーン印刷用インキである。開発の経緯、害虫の忌避、テスト方法、応用例について解説する。

  1. スクリーン印刷の種類と成分
  2. 害虫忌避インキの開発
    1. 開発の経緯
    2. 忌避材とは
    3. 害虫忌避試験方法、結果
  3. ムシブロックコーティングインキ (害虫忌避インキ)
    1. 使用方法
    2. 応用例

第4部 光コントロールによる防虫技術について

(2019年5月23日 10:00~11:20)

 工場内での害虫や鼠の発生は、職場環境の悪化や異物混入の危険性増加など様々な弊害をもたらす。近年のこれらの対策は、薬剤による殺虫や捕獲などの直接的な駆除だけではなく、“建物への誘引や侵入を未然に防ぐことのできる環境作り”といった面も要求されている。本講演では、工場における異物混入の概要、およびその原因となる“光に誘引される飛翔性昆虫”をターゲットとした防虫技術について紹介する。

  1. 異物混入概論
    1. 異物混入の現状
    2. 異物混入と有害生物
  2. 光と虫の関係
    1. 虫と光
    2. 人と光
  3. 光コントロールの防虫技術
    1. 放射光による制御
    2. 透過光による制御
    3. 防虫技術の実施例
    4. 防虫効果の検証
  4. 光と色の防虫技術
    1. 色による誘引
    2. 光と色の応用

第5部 ヒアリ侵入前防除の新規技術「マイクロカプセル化わさび成分」について

(2019年5月23日 11:30〜12:50)

  1. ヒアリとは何者か
    1. 特定外来生物ヒアリ
    2. ヒアリは、なぜ、日本に
    3. ヒアリは、なぜ、怖い
    4. 日本は、ヒアリの侵入定着を阻止できるのか
  2. マイクロカプセル化わさび成分
    1. わさび成分の有用性と欠点
    2. マイクロカプセル化わさび成分とは
    3. ヒアリ侵入前防除の新規技術としてのマイクロカプセル化わさび成分
  3. 新規技術マイクロカプセル化わさび成分の展開
    1. 外来生物大襲来時代
    2. マイクロカプセル化わさび成分の今後の活用

第6部 医薬品工場の防虫防そ活動の実際 具体的な事例とツールについて

(2019年5月23日 13:40〜15:00)

医薬品工場に大きな問題となる虫やねずみについて、その生態と課題、工場で実施し効果のあった具体的な対策や、開発した様々なツールを、事例を中心にご紹介する。

  1. 医薬品工場の置かれている現状
  2. 問題となる虫やねずみの生態
    1. 外部侵入虫
    2. 内部発生虫
    3. そ族
  3. 具体的な事例
    1. モニタリングツールとその活用方法
    2. 対策ツールとその活用方法
  4. 今求められている防虫防そ活動
    1. どうすれば安全・安心を保証できるのか?
    2. 予防活動へ

第7部 生産工場における有害生物防除 (防鼠防虫) の 考え方と実際

(2019年5月23日 15:10〜16:30)

 有害生物による被害は依然として高率で発生している。特に異物混入は、致命的な欠陥となっている。この問題が解決できない原因の一つは有害生物が一般的に未知の生き物であるためだが、その対策の考え方自体が妥当でないケースも多く見られる。そこで、本講座においては有害生物の習性を十分に理解して頂いた上で、実績のある事前予防管理システムを習得し、現場で施せる有効なコントロール手法を運用して頂きたいと考えている。

  1. 有害生物防除とは
    1. 有害生物の主な種類
    2. 有害生物防除の目的
  2. 有害生物防除の必要性
    1. 各種法規と有害生物防除
    2. 異物混入事故とその影響度
    3. 各種ガイドラインで要求される有害生物防除
  3. 有害生物の調査方法
    1. 主な調査器具 (トラップ類など)
    2. 調査器具の適正なレイアウト
    3. 調査結果の分析方法
  4. 有害生物管理の考え方
    1. 一般的な防除手法の問題
    2. 有害生物防除の国際標準
    3. 潜在的侵入口や発生源の探索手法
  5. 有害生物管理の実際
    1. 有害生物防除のための体制
    2. 各種有害生物防除事例

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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