スマートフォンのナビゲーションサービスや車のカーナビゲーションに見られるように,位置情報は日常生活に必要不可欠なものとなっています。また,最近では,位置情報を活用したポケモンGOのようなゲームも注目されています。位置情報に求められる検出精度は,アプリケーションによって様々です。また,使用環境も,屋外であったり,屋内であったり様々です。これまでに様々な位置検出技術が報告されていますが,必要な精度や使用環境によって,適した位置検出技術も異なってきます。また,どの位置検出技術が適しているかは,コストや装置サイズにも依存します。
本セミナーでは,様々な位置推定技術について,その基本原理と開発・研究動向を紹介します。
- 位置推定技術の基礎
- TOA (Time of Arrival)
- TDOA (Time Difference of Arrival)
- AOA (Angle of Arrival)
- 位置指紋法
- WiFiを用いた位置推定法
- 人体電力損失
- WiFiを用いた位置推定法の研究動向
- GPS
- GPSのアルゴリズム
- GPSの測位誤差要因・対策
- Differential GPS
- RTK – GPS
- 準天頂衛星システム
- 準天頂衛星
- 準天頂衛星システム
- 歩行者デッドレコニング (PDR:Pedestrian Dead Reckoning)
- BLE測位
- マップマッチング
- PDRの基礎
- PDRに関する研究動向向
- デバイスフリー位置推定
- RSS (Received Signal Strength) を用いたデバイスフリー位置推定
- アレーセンサ
- アレーセンサを用いたデバイスフリー位置推定
- アレーセンサ:位置推定から行動識別まで
- セルラ通信における位置推定
- 1G?4.5Gにおける位置推定
- 5Gに向けた位置推定
- 位置推定の最新研究・開発動向
- まとめ