第5世代移動通信 (5G) システムでは、基地局のアンテナ数をユーザ数よりも多くするMassive MIMOと呼ばれる技術が注目されている。Massive MIMOではビームフォーミング技術が要素技術となっている。
また、電波の到来方向推定を行うことも重要となっている。本セミナーでは、5G / 5G beyondの動向からビームフォーミング・到来方向推定技術について基礎から解説するとともに、最近注目されているブラインド信号処理技術について説明する。
- 5G / 5G beyond における Massive MIMO の役割
- 5Gシステムの動向と5G beyondについて
- Massive MIMOとビームフォーミング技術
- 今後想定されるシナリオと技術課題
- ビームフォーミング技術
- ビームフォーミングの基本概念
- 技術分類と用途
- Zero forcing / MMSE
- 到来方向推定を用いるビームフォーミング技術 (MSN, DCMP)
- 各種手法の比較
- 到来方向推定技術
- ビームフォーマー法
- MUSIC法
- 最尤推定法
- 圧縮センシングを用いた到来方向推定法
- 各種手法の比較
- ブラインド信号処理によるビームフォーミング技術
- ブラインド信号処理の必要性
- 従来のブラインドビームフォーミング技術 (CMA/パワーインバージョン)
- 独立成分分析 (ICA) を用いたブラインドビームフォーミング技術
- 5G / 5G beyondにおけるブラインドビームフォーミング技術
- まとめ