原価計算には「時間単価を使った原価計算」と「限界利益を使った原価計算」の2種類があります。 元々この2つは目的によって使い分ける必要があります。しかし、全ての判断を「時間単価を使った原価計算」で行うため、『受注すべき製品を受注しないことで経営が悪化した』という企業が多く見られます。
このセミナーでは、2つの原価計算の方法とその使い分け方を、「玩具を使った実習と演習問題」で紹介します。
- 原価計算の基礎
- 様々な原価 (材料費、労務費、外注費、減価償却費など)
- 原価計算の目的
- 原価計算の基礎
- 会社の利益と製品原価の関係
- 時間単価 (賃率) を使った原価計算 (現具を使った実習中心)
- 時間単価を使った原価計算で見積価格を決める
- 時間単価を使った原価計算のプロセス
- 前年の製造実績から時間単価を決める
- 製品の工程表とBOM (部品構成表) をつくる
- BOMを使って製品原価を計算する
- 限界利益を使った原価計算 (演習問題中心)
- 受注生産型企業が時間単価を使うのはとても危ない
- 限界利益とは? (粗利、営業利益との違い)
- 限界利益の計算方法
- 限界利益があれば赤字受注でもかまわない
- 損益分岐点分析では判断を間違える
- 1人当たりの限界利益 (生産性) を改善目標にする
- 目標限界利益を経営目標にする
- 限界利益を使った様々な判断
- 内外作の判断
- 受注可否の判断
- 生産継続の判断
- 設備投資可否の判断
- 経営資源 (金、人材) を集中投下する製品を決める