本セミナーでは、様々な製品に活用されており、多岐にわたる特性を発揮するポリウレタンについて取り上げ、基本組成や構造、挙動等の基礎から高機能化・高性能化のポイントについて解説いたします。
ポリウレタンはテーラーメイドポリマーと言われるように組成および組成分布は多岐にわたり複雑である。また、ポリウレタンは材料そのものだけでなく、賦形化された製品 (繊維など) の変形による挙動が基本組成や構造とどのように関係しているかも理解しておく必要がある。 本講座で紹介するポリウレタンの構造・物性解析例は、組成の異なる種々のポリウレタンに対してその解析手法が適用でき、応用が利くものである。微細構造論的な知見や物性解析手法が新たな分子設計や構造設計に役立ち、研究開発や応用研究の一つの手助けになるものと思われる。