ポリウレタンの高機能化・高性能化のための設計術

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会場 開催

本セミナーでは、様々な製品に活用されており、多岐にわたる特性を発揮するポリウレタンについて取り上げ、基本組成や構造、挙動等の基礎から高機能化・高性能化のポイントについて解説いたします。

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プログラム

ポリウレタンはテーラーメイドポリマーと言われるように組成および組成分布は多岐にわたり複雑である。また、ポリウレタンは材料そのものだけでなく、賦形化された製品 (繊維など) の変形による挙動が基本組成や構造とどのように関係しているかも理解しておく必要がある。  本講座で紹介するポリウレタンの構造・物性解析例は、組成の異なる種々のポリウレタンに対してその解析手法が適用でき、応用が利くものである。微細構造論的な知見や物性解析手法が新たな分子設計や構造設計に役立ち、研究開発や応用研究の一つの手助けになるものと思われる。

  1. はじめに
  2. ポリウレタンの基礎
    1. ポリウレタンの種類と重合法
    2. ポリウレタンの基本組成と化学構造
    3. ポリウレタンのブロック性と組成分布
  3. ポリウレタンの構造・物性の基礎
    1. 粘弾性挙動と一次構造との関係
    2. 化学構造と応力~歪関係
    3. Mooney – Rivlin式のC1項とC2項の物理的解釈
    4. ポリウレタンのハードセグメントの凝集構造
    5. ポリウレタンの化学構造と高次構造の形成
  4. 大変形下における構造変化
    1. ハードセグメント凝集構造の配向挙動
    2. ハードセグメントとソフトセグメントの分子配向挙動
    3. 高次構造の変化挙動
  5. ポリウレタンの温度変化による構造・物性変化
    1. ハードセグメント配向の温度依存性
    2. 物性の温度依存性
  6. 高性能・高機能化への分子設計・構造設計の例
    1. ポリウレタンの理想ゴム弾性へのアプローチ
    2. ポリウレタンの低温弾性回復性の改良
    3. ポリウレタンの染色性向上
    4. ポリウレタンの透湿機能の向上
    5. その他
  7. 成形シミュレーションの応用
    1. 乾式成形理論の基礎
    2. シミュレーション結果と構造・物性の関係

会場

連合会館
101-0062 東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
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受講料

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