ドライラミネート工程で品質・歩留り・効率を良くする、及び後工程への中間製品の流れを良くすることはポイントとなる。そのためには、①接着剤自身の特性を理解して使いこなし、安定した接着とすること。更には、②フィルムの性質を理解して巻き芯や絵柄によるシワ・気泡に代表される不良を少なくすること。について、「何故」を、理屈で理解し実務に活用することが基本である。
本講演では、この点を解説すると共に、受講者からの「質問」に答える時間を設け、個々の事例について、視点を変え説明をすることで、ドライラミネートについて深い知識として頂きたい。
- 接着剤の接着力とはどのようなもの?
- 接着は化学的結合、物理的結合、物質の親和力?
- 包装材は生き物
- 粘着材と接着剤の違い
- 接着力:接着剤界面の接着強度から謎解きをする。
〔フィルムの添加剤による影響での事例〕
- 静電気防止剤による接着不良 – 1
- 静電気防止剤による接着不良 – 2
- スリップ剤による接着不良 – 1
- スリップ剤による接着不良 – 2
- 防曇剤による接着不良 – 1 他
- 接着力:接着剤界面の接着強度から謎解きをする。
〔接着剤の硬化が不十分での事例〕
- 接着剤硬化不良 – 1 PET/アルミ袋のラミ不良
- 接着剤硬化不良 – 2 レトルト袋のゆず肌
- 接着剤硬化不良 – 3 封筒スチィックの耐エージレス
- 接着剤硬化不良 – 4 碁盤目シール部の浮き 他
- 接着剤の必要塗布量はどれくらいか。
- ニップ時のクッション層の働き。
- 乾燥による接着剤皮膜を考える。
- 水分とインキ層を考慮する。
- 概念図Ⅰ (水の混入がない)
- 概念図Ⅰ (水の混入がある)
- 接着剤配合は硬化剤過多に設計。
- 四季があり、温湿度変化がある限りは。
- 接着剤の性能を速く発揮させる。
- 塗布量
- ドライラミ条件
- エージング条件
- ドライラミネートの品質不良を防ぐ。
- シワ (巻き芯部・巻き締まり)
- 気泡
- カール