第1部 車載・曲面・可撓性パネルに求められる素材と技術動向
(2019年5月9日 10:00〜12:30)
- 透明フィルムの用途と要求特性
- タッチパネル用フィルムの市場
- タッチパネルとしての市場と用途
- タッチパネルの次の市場は何か
- 車載、大型、デジタルサイネージでの拡大
- 車載用デイスプレイへの要求特性
- Foldable タッチパネルへの要求特性
- 静電容量タッチパネルの動作原理
- デイスプレイパネルでの透明フィルムの種類
- デイスプレイ用途での市場
- 可撓性OLED用基板の作成方法
- 静電容量マルチタッチパネルの技術動向と今後のトレンド
- 構造と特徴
- 大面積化と曲面化に必要な条件
- 可撓性、曲面タッチパネルに必要なフィルムセンサーの技術動向と要求特性
- 新規透明導電性膜の種類と特徴
- Cuメタルメッシュセンサー、SpiderNetパネルの特徴
- 銀メタルメッシュセンサー
- メタルメッシュセンサー材料の種類
- メタルメッシュセンサーの作成方法
- メタルメッシュセンサーでの検出
- メタルメッシュセンサーの課題と対策
- 視認性の低下防止 (配線黒化処理での対策)
- モアレ発生の防止
- その他の金属センサー
- Foldableに必要なパネル構造
- 可撓性デイスプレイ用基板フィルムの特性
- 曲面化、フレキシブル化を実現するタッチパネル用カバー材料と要求特性
- カバー材料はガラスかポリマーか?
- プラスチックカバー材の種類と課題
- オールプラスチックタッチパネルの構造
- メタルメッシュに適応した曲面化作成法
- ラミネート法
- インモールド射出成型
- プレス成型
- 貼り合わせ用光学接着剤
- 反射防止や傷付き防止などの表面処理
- 次世代タッチパネルに必要な触感付与
第2部 透明ポリマーの屈折率特性と熱膨張
(2019年5月9日 13:15〜15:15)
- 透明ポリマーの基礎
- 透明になるポリマーとは
- 非晶構造とガラス状態
- 屈折率制御
- 屈折率と分子構造
- 屈折率の波長依存性
- 屈折率の温度依存性
- 屈折率の制御
- 透明ポリマーの屈折率予測システム
- 透明ポリマーの熱膨張と屈折率温度依存性
第3部 可撓性を有する耐熱性透明フィルムの構造、特性とその応用展開
(2019年5月9日 15:30〜17:00)
ディスプレイをはじめとする様々な分野で有機ポリマーを用いた透明フィルムが適用されている。しかし、近年の有機ELに代表される各種デバイスのフレキシブル化などの高機能化の要求により、有機ポリマーでは適用が困難な特性、例えば耐熱性、機械特性と可撓性の両立などが求められている。
上記の要求は単一組成物の適用では対応する事は難しく、有機 – 無機ハイブリッド技術をベースとした新規材料の研究・開発が行われている。本講では、株式会社KRIで開発した『可撓性を有する耐熱性透明フィルム』について述べる。
- 耐熱性と可撓性・透明性を両立するために
- ハイブリッドフィルムの特性
- ハイブリッド材料の外観と光学特性
- ハイブリッド材料の機械特性
- ハイブリッド材料の熱特性
- 新規材料のその他の特徴