ラミネート技術の基礎、応用と産業ニーズへの対応

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会場 開催

本セミナーでは、ラミネート技術について基礎から解説し、接着剤の選び方と使い方、剥がれやムラを減らすポイント、無溶剤型ラミネーションの市場動向、マイクロプラスチック問題への対応について解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 ラミネートの基礎知識、ラミネート技術の動向とトラブル対策

(2019年5月13日 10:00〜14:00) ※40分の昼休憩を含みます

 包装材料分野で主に利用される ラミネート技術を分かり易く解説する。 何故ラミネートが必要なのかという基本に立ち返り、接着の基礎を知った上で、ラミネートプロセスの特徴を理解する。

  1. ラミネートの基礎知識
    1. 何故ラミネートが必要なのか
      1. 包装材料の種類
      2. 包装材料に求められる特性
      3. 軟包装の基本構成と包装設計
    2. ラミネートされるフィルムの基礎
      1. プラスチックフィルムの製法
      2. 無延伸フィルムと二軸延伸フィルム
      3. プラスチックフィルムの特性
    3. 接着の基礎
      1. 接着のメカニズム
      2. 接着の条件
      3. 接着の向上策 表面処理
  2. ラミネート技術の動向とトラブル対応
    1. ラミネート技術
      1. 包装で用いられるラミネート方法の概要と選択基準
      2. ドライラミネーション 加工法と材料、用途
      3. ウエットラミネーション 加工法と材料、用途
      4. 押出ラミネーション 加工法と材料、用途
      5. ホットメルトラミネーション 加工法と材料、用途
      6. サーマルラミネーション 加工法と材料、用途
    2. ラミネート製品の特性
      1. ラミネートで向上する特性
      2. 物理的強度
      3. ヒートシール性
      4. バリア性
    3. ラミネート製品のトラブルと対策
      1. 接着不良 様々な原因と対策
      2. ヒートシール強度不足
      3. その他 滑り不良、カール、臭気 (残留溶剤)
    4. ラミネート設備の動向
    5. 補足 ラミネートの実験、評価法

第2部 国内外のノンソル (無溶剤型) ラミネーションの市場動向と成長性

(2019年5月13日 14:10〜15:40)

  1. ラミネーションの最近の動向
  2. (無溶剤型) ラミネーションの種類,特長,応用
  3. 用途展開,今後の展望

第3部 包材、ラミネート加工の産業ニーズへの対応

(2019年5月13日 15:50〜17:20)

 マイクロプラスチック問題に始まり、プラスチックに対する対応が大きく変化しようとしている。SDGs対応を前提に包装の対応を検討しなくてはいけない。包装素材は、コストパフォーマンスを考慮しながら、できるだけ再生可能な原材料を使用する方向となる。SDGs対応は、包装業界でもこれからのことが多い。単なるbio – based materialsの使用ではなく、世界の動き、特に欧州の動きに注意しながら対応を図っていくことになる。  この対応の中で、小ロット化、パーソナル化、未使用の包材の廃棄ロス削減、各種規制対応などについて印刷、ラミネート、表面加工などの技術と顧客のニーズをどのようにマッチングしていくかを理解したい。

  1. 機能性付加
    1. 保存性
    2. 輸送適性
    3. 使用時の機能
  2. 包装用素材の製造
    1. 共押出し多層フィルム
    2. 海外フィルムの利用
    3. bio – based 材料
  3. 印刷加工技術
    1. 小ロット印刷対応
    2. デジタル印刷
  4. ラミネート加工
    1. 接着強度
    2. 脱溶剤化
    3. サーマルラミネーション
  5. 表面加工
    1. 加飾技術
    2. 包装表面とスマホ利用
  6. 各種規則対応
    1. EU規制
    2. インキのPL 化
    3. EUでの包装の適合宣言
  7. グローバル対応
    1. 台頭する海外のコンバーター
    2. 地産地消
    3. ライセンスビジネス
  8. まとめ

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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