第1部 自動車内装部品を中心とした加飾技術の現状と今後の展開
(2019年5月17日 10:30~12:10)
- プラスチック加飾技術の全般的な動向
- フィルム貼合・転写加飾
~高意匠表現が出来、機能性付与性にも優れるフィルム転写・貼合加飾技術~
- 基本フィルム、加飾フィルム
- 成形方法
- オーバーレイ成形の新たな展開
- 実用例
- NSD (NonSkinDecoration、特別な表面層を付与しない加飾) ~低コスト塗装レス加飾として注目~
- 高外観原着樹脂による加飾
- シボ (デジタルシボ)
- 金型表面高品位転写 (ヒート&クール)
- ソフト表面加飾
- ソフト表皮材の貼合成形
- ソフトフィール加飾
- 二次加飾
- インクジェット印刷
- 真空製膜、塗装、めっきなど
- 加飾技術の今後の展望
第2部 布や金属の質感を表現できる2.5Dプリントシステムの開発
(2019年5月17日 13:00〜14:00)
凹凸の構成により様々な質感を表現できる2.5Dプリント。自動車、建材、印刷など、多くの業界よりと注目されている技術です。講座ではまず実際の出力サンプルを 体感して頂きます。2.5D造形の技術説明、導入企業での取り組み事例や期待されていること、今後の展開・可能性などについてお話させて頂きます。
- 2.5Dとは?
- 質感表現例
- 2.5Dプリントの仕組みについて
- UV積層プリント、3Dプリントとの違い
- 立体コピーについて、他社技術応用例
- 導入企業とその取組例
- 2.5Dプリントの課題
- 今後の展開について
- 触感、質感の持つ可能性
第3部 シボ、その他表面処理による材料表面へのマット感・つや消し感の付与
(2019年5月17日 14:10〜15:40)
- エッチング加工
- 工法と特徴
- 材料表面へのマット感・つや消し感付与について
- 使用用途:インスト・ドアー・ピラー・シート廻りの量産用金型 試作用金型
- バナトーン加工
- 工法と特徴
- 材料表面へのマット感 つや消し感付与について
- 使用用途:モーターショー用コンセプトカー
- セラシボ加工
- 工法と特徴
- 材料表面へのマット感・つや消し感付与について
- 使用用途:自動車のデザインマイナーチェンジなど
- リアルサーフェーステクノロジー加工
- 工法と特徴
- 材料表面への マット感・つや消し感付与について
- 使用用途:セラシボ再現性確認とコンセプトモデルへの使用
- セラマット加工
- 工法と特徴
- 材料表面へのマット感・つや消し感付与について
- 使用用途:グロスが高く勘合部品とのグロス差が質感を落としている物、 塗装でコスト高になっている物
- ナノフィール加工
- 工法と特徴
- 材料表面へのマット感・つや消し感付与について
- 使用用途:グロスが高く勘合部品とのグロス差が質感を落としている物、塗装でコスト高になっている物
第4部 熱成形技術における自動車加飾部品への応用
(2019年5月17日 15:50〜17:30)
プラスチックシートを2次加工する熱成形を利用した加飾成形の工法には、「インサート成形」および「減圧被覆成形」がある。これらの工法は色彩や形状の自由度をより高く表現でき、シートに機能性を付加しながら環境負荷の低減も可能である。
本講では、「インサート向けプリフォーム成形」および「減圧被覆成形」に関する加工プロセスや成形方法などの基礎知識を深め、用途事例の紹介を交えながら解説する。
- 加飾工法と熱成形
- 熱成形の概要
- 加飾工法への応用/インサート成形&減圧被覆成形
- プリフォーム成形 (インサート成形)
- 加工プロセス
- 主な成形方式
- 用途事例
- 製品コストと品質
- 減圧被覆成形
- 工法概要とメリット
- 熱板加熱方式
- 用途事例