工場・製造現場における新しい技能伝承の方法

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プログラム

第1部. 工場・製造現場における新しい技能伝承の方法

(2019年3月20日 10:00〜13:00)

 少子高齢化問題が顕在化した上に、人手不足や海外雇用問題がクローズアップしました。この対策に、現在、急進展中のIoTをノウハウの保護と技術伝承対策に効果的に適用して行く実践的対策法を紹介させていただきます。

  1. はじめに:技術・技能伝承問題に取り組んだ研究会の背景と目的
  2. 少子高齢化問題の時代に必須な技術・技能伝承対策の位置づけ
  3. 失敗や時間がかかる取り組みの解析 (事例に学ぶ)
  4. 確実に技術・技能伝承対策効果を挙げる戦略設定
    • 技術・技能伝承戦略と経営改善
    • 対策対象テーマの仕分け
  5. IoT時代に必要な自動化対策と人材育成投資
  6. 伝承と自動化に必要なノウハウのノウ・ホアイ化対策
  7. ローコスト自動化対策の手順化と対策事例
  8. IoT対策至難なノウハウ伝承対策への道
    • 暗黙知領域の技能伝承者の適正評価法
  9. ノウハウ習得の85%を占める習得術 (簡単な体験学習法を含む)
  10. 技能伝承指導者に必要なコーチング技術
    • コーチング技術活用上の重点
  11. JMA技術・技能伝承対策研究会で行ったスピード伝承事例の紹介
  12. まとめ

第2部. 体感教育を活用した技術技能伝承のコツと人材育成

(2019年3月20日 13:45〜17:00)

 今から約10年前に段階の世代と呼ばれるベテラン社員が大量に退職する状況が発生した。化学企業でも、2007年頃より大量のベテラン運転員が退職することにより、新入社員を急遽大量採用して対応してきた。従来は、工場が主体で時間をかけてOJTやOFF – JT教育で人を育てていたがそれでは対応できない状況が発生してきている。この結果、大量の新人を効果的に育てることが求められるようになり、体感型と呼ばれる訓練施設や効果的な教材を活用した教育が行われるようになってきた。今回の講座では、講師が化学プラント運転員向けの体感型技術研修センターを立ち上げ、運営してきた経験の中から訓練施設の概要や人材育成のノウハウを紹介する。

  1. 技術技能伝承の難しさ
    1. 日本の教育環境の変化
    2. 失われた10年問題
    3. 団塊の世代の大量退職
    4. 失敗から学ぶ機会が減っている
  2. 三井化学技術研修センターでの体感型教育
    1. なぜ体感型教育か
    2. 体感型研修施設の概要
    3. 体感型安全体験
    4. 体感型運転体験
  3. OJT、OFF-JTによる教育と問題点
    1. 教育訓練の問題点
    2. OJTによる人材育成
    3. OFF – JTによる人材育成
    4. 教材の作り方に問題は無いか

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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