省エネ蒸留技術の総合知識と最新動向

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会場 開催

本セミナーでは、工業プロセスにおいて重要な工程である「蒸留技術」について基礎からトラブルの対応策までを解説いたします。
日本で初めて省エネルギー装置の商業化に成功した「SUPERHIDIC」を開発した講師がわかりやすく解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

蒸留分離は、産業界では依然として分離操作の中心的な存在であるが、大学における研究は盛んとはいえず、知識の空洞化が懸念されている。世界的に省エネルギー化やGHGs排出削減が叫ばれるなか、蒸留操作が担う責任は極めて重い。  本講義では蒸留技術の基礎理論をおさらいし、実践的な設計やトラブルシューティング、省エネルギー技術について解説する。省エネルギープロセスについては、講師が開発し商業初号機が稼動し、多くの学協会で受賞した究極の省エネルギー装置“SUPERHIDIC”における実際の運転状況を盛り込みながら解説する。

  1. 蒸留の基礎理論
    1. 蒸留が何故いまでも重要なのか
    2. 蒸留の原理~なぜ蒸留が広く利用されるのか~
    3. 蒸留塔の構造
  2. 蒸留プロセスの設計
    1. 塔内部品ハイドロリクス
    2. 塔内部品選定 ~トレイ or 充填物~
    3. 蒸留プロセスの図解法
      1. McCabe – Thiele法
      2. Ponchon – Savarit法
    4. 三角線図を用いた分離計画
      1. Residue Curve Map
      2. Distillation Boundary Diagram
      3. 蒸留分離計画
  3. 運転解析とトラブルシューティング
    1. 運転データと解析アプローチ
    2. 運転トラブルと対応例
      1. マランゴニーフォーム
      2. ロスフォーム
      3. 固形物析出
  4. 省エネルギー蒸留プロセス
    1. ペトリューク塔・Divided Wall Column
    2. 改良形ペトリューク塔
    3. 塔頂ガス再圧縮型蒸留塔
    4. SUPERHIDIC vs 従来型HiDiC (内部熱交換型蒸留塔)
    5. SUPERHIDIC vs 自己熱再生塔
      ~なぜ「SUPERHIDIC」の方が「自己熱再生塔」よりも優れているのか~
    6. 「SUPERHIDIC」の商業運転

会場

連合会館
101-0062 東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
連合会館の地図

受講料

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