医用高分子は、タンパク質、細胞、生体組織などの生体成分と接触して用いられる材料です。その応用範囲は、従来の医療に加えて、再生医療、創薬、ウェアラブルデバイスなど、関連技術の進歩とともに拡大しつつあります。
本セミナーでは、様々な分野で用いられている医用高分子について、基礎、要求特性、生体成分との相互作用、応用展開、課題などについて紹介します。これらの基礎知識に基づいて、医用高分子の最新動向に対応できるようになることを目指します。
- 生体成分とは
- 生体物質の基礎
- 細胞と生体組織・臓器
- 医用材料の基礎
- 材料の組成、構造、性質
- 高分子材料の合成、物性、構造と機能
- 無機材料
- 金属材料
- 医用高分子の合成・物性・表面改質・分析
- 生体吸収性材料の合成・物性・分析
- ハイドロゲルの合成・物性・分析
- 高分子微粒子の合成・物性・分析
- 表面の改質・物性・分析
- 医用高分子に対する生体応答
- 生体適合性
- 生体反応に関わる生体物質
- 生体反応に関わる細胞や生体組織
- 異物反応
- 組織結合性
- 医用高分子と再生医療・創薬
- 再生医療の基礎
- 細胞培養技術
- 細胞足場材料と再生医療への応用
- ドラッグデリバリーシステムの再生医療への応用
- タンパク質徐放化
- 遺伝子導入
- 分子イメージングなど
- 医用高分子の最新動向
- 細胞の3次元組織化
- 3Dバイオプリンティング
- organs-on-a-chip
- オルガノイド
- iPS細胞周辺技術
- ウェアラブルデバイス (スマートバイオマテリアルなど)
- まとめ