研究開発、製品設計、新製品・新事業開発など技術開発をともなう業務を行う場合、競合情報や市場情報を収集し、分析することは、事業の成否に関わる重要な仕事です。しかし実際は、経験知だけ、体系的な情報収集・分析が十分に行われていないことが多く、経営者の意思決定がうまく行われないことがしばしあります。本コースは、多くの技術開発戦略、新事業開発に関わったコンサルタントが、開発した手法を競合情報、市場情報収集・分析手法を体系的かつ実践的にお伝えするものです。
製品・サービス事業だけでなく、IoT,AI時代に重視されているエコシステム・ビジネスモデルレベルの競合情報、市場情報収集分析の方法もお伝えします。
- これまでの市場調査の方法が通用しなくなってきている
- 業界や市場の境目が無くなっている
- 現在市場が存在しない市場調査が必要
- 情報が多すぎて分析できない。
- ネット情報の信憑性、情報陳腐化の加速化
- 情報収集・分析しても意思決定できない経営トップ
- 情報収集・分析の5つの原則
- なんのための情報収集・分析か?【目的明確化の原則】
- どんな制約条件があるのか?【制約条件の原則】
- その情報で誰が何のために意思決定するのか【意思決定特性の原則】
- 情報の不確実性をどう考えるか【不確実性の原則】
- 多次元情報収集と分析が必要【多次元情報の原則】
- 市場情報収集・分析の実践方法
- 目的によって異なる情報収集・分析手法
- 技術開発、新事業創造、新規参入、起業、M&A・アライアンスなど
- 「絶えず変化する市場」をどう認識するか?
- 業界ができあがってしまったら既にレッドオーシャン市場ではないか?
- 変化しつつある既存業界をどう見るか
- 新しく発生する市場をどう定義づけるか
- 代替される市場の捉え方
- 市場には本質的な特性がある
- ライフサイクル特性、参入起業特性、顧客特性、消費サイクルタイムなど
- 市場特性から事業成功要因を分析する
- 顧客セグメント分析とターゲティング
- デモグラフィック (統計的切り口) では効果がない
- B2Cは価値観、B2Bは戦略など上位概念でセグメントするのが効果的
- 市場サイズをどう割り出すか (フェルム推定など)
- ターゲティングとは期間利益を最大にするための最初の標的
- マクロトレンド分析と影響度の把握
- マクロトレンド分析はその影響を具体化しなれば意味は無い
- ビジネスへのインパクト分析の考え方と方法
- パラダイムチェンジを見抜くことが最も重要
- マクロトレンド分析で参考にすべきデータとは
- 業界構造、エコシステムの分析
- エコシステム・ビジネスモデル戦略が重要な成功要因になった
- 業界構造の把握の基本 (ダウンフロー型、マーケットプレイス型)
- 業界構造変化の本質 (プロフィット、情報の流れ、モノの流れなど)
- 市場、顧客、マクロトレンドの情報源とアクセス方法
- 公開データ、非公開データ
- 官公庁、マスコミ、業界誌、専門誌、シンクタンクレポート
- ホームページ、ネット、SNS情報
- 社内保有情報
- インタビュー調査、アンケート調査、現場観察手法
- ビッグデータ解析
- 競合情報収集・分析
- 競合分析のフレームワーク
- 競合分析の前に自社を分析せよ
- 永遠に競合から学ぶことが最強の戦略
- そもそも競合とは、競合の分類方法
- 戦略グループ、産業内競合、代替品・サービス
- 代替品・サービスは新たなエコシステム・ビジネスモデルから生まれる
- 競合の何を分析するか? (過去、現在、将来)
- 競合の過去、現在、将来から競合の方向性を分析する
- 競合の分析と競争戦略の関係
- 競合の事業の分析
- BSCの4つの視点で競合の業績メカニズムを分析する
- マクロ環境から競合の将来の方向性を予想する
- 競合の製品・サービス、顧客価値の分析
- 製品・サービスの基本機能、付加機能
- 製品の情緒、自己実現的要素
- 価格分析
- 顧客のコスト分析 (直接コスト、間接コスト)
- 顧客提供価値の分析
- 競合の技術の分析
- 技術の分類 (要素技術、設計技術、生産技術、利用技術)
- 製品から構成技術を分解する
- 特許調査
- 情報技術の分析
- 競合のエコシステム・ビジネスモデルの分析
- エコシステム・ビジネスモデルとは
- エコシステム・ビジネスモデル分析の方法
- 調査力を上げる方法
- 身近な情報源を徹底活用する
- 常にビジネス戦略仮説を持ち、当たり外れを確認する
- 社内外のネットワークをつくる
- 現場感覚、肌感覚を鍛える (身体性や主観力)
- 予測とシナリオ分析
- 自ら情報発信し影響を周りに与え、最新のトレンドを生み出す側に回る
- 異業種ワークショップなどの開催
- コンソーシアムの発足、運営などの場づくり
- キーパーソンとのネットワーク
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