皆さんは、どう市場ニーズを把握し、他社と差別化を図っていますか。そういう時こそ基本に帰り、ベンチマーキング ( Benchmarking ) を実施することを薦めます。いままでの経営者向けのベンチマーキングセミナーを受講されたにもかかわらず、誤解されている方が多いようです。真の狙いは、物真似ではなく、自社に合った独自性のヒントを探すことです。
演者は、発祥元である米国ゼロックス社から、その基本やノウハウ等を直接学びました。そして、技術開発やプロセス改革を実践しながら、その効果を確認してきました。それ以来、ものづくりの差別化技法となっています。ここでは、その基本とノウハウのエッセンスを、旬のIoTテーマのケーススタディを通して、使えるレベルまで演習・討議を深めていただきます。
- はじめに
- スチーブ・ジョブスも、ベンチマーキングしていた?
- なぜベンチマーキングなのか
- ベンチマーキングの基本
- ベンチマーキングとは
- 背景と歴史
- ベンチマーキングのタイプ
競合型との違い (リバースエンジニアリング等)
- 対象、内容、範囲
- 期待効果
- プロセス
- 成功させるためのチェックポイント
- 失敗要因とその事例
- ベンチマーキングを実施した事例、受けた事例
- R&Dの効率化のため、ベンチマーキングを実施した事例
- 新しいモノづくりの仕組み作りのため、異分野の工場でベンチマーキングを実施した事例
- 開発リードタイム短縮について
- 生産リードタイム短縮について
- 在庫の最適化について
- 顧客情報の収集法について
- 開発現場の先進事例として、ベンチマーキングを受けた事例
- 設計情報の共有化について
- コンカレントエンジニアリングについて
- ベンチマーキング演習・討議
- 課題テーマの選定 (IoTテーマのケーススタディ)
- チーム編成
- 目的確認
- 自社の管理特性と現状分析、比較する基準の設定
- 対象企業 (モノまたはサービス) の選定
- 対象企業の情報収集 (与件+インターネットを活用した情報収集) 及びギャップ分析
- アクションプランの立案
- グループ討議の経緯と結果の発表