所謂、「頭が良い」、つまり「情報を正しく整理しロジカルに分析すれば問題は必ず解決する」、これだけで果たしてビジネスは乗り切れるでしょうか?膨大な知識と長年の経験さえあれば、新製品や新事業が作れるのでしょうか?現実はそう簡単なものではない、と皆様日々実感されているのではないでしょうか?
結局、最後にものを言うのは「他人が気づかない問題に気づき」、「他人が思いつかないことを思いつく」能力です。他人と同じ視点で情報を集めてみても、皆が解決できない問題はクリアーできません。人と同じ発想では新製品も生まれません。他社と同じ考え方をしては差別化もままなりません (他社と同じ製品サービスでは利益は上がりません) 。
実際に成果を出してきたビジネスリーダーや凄腕の技術者、起業家は論理一辺倒ではない、創造的な頭の使い方を必ずしています。
ではどうすればそのような頭の使い方ができるのか?
古今東西、創造や発明が上手な人たちの頭の使い方には何かしらのパターンがあります。それは、大きく分けるとこの4つ、連想力、抽象化思考、複眼力、構想力です。これらの意味を体系的に理解しその鍛え方を知ることで、能力は確実に上がっていきます。そしてご自身だけではなく、周りの方の創造力も醸成することで、組織を活性化するリーダーとして活躍できるようになっていきます。
- 総論:なぜ創造力か
- クリエイティブな頭が求められる時代
- 何が創造性を妨げているか
- ユニークとは何か?創造力と想像力の違い
- 4つの創造的思考のアプローチ〜連想力、抽象化思考、複眼力、構想力
- 創造力強化の思考テクニックとエクササイズ
- 24種類の思考テクニックを、4つのアプローチ別に体系的にピンポイントで解説します。
全ての思考テクニックは、ユニークで面白おかしい脳トレ・エクササイズ形式におきかえられています。難しい内容を楽しみながら習得できます。
- 連想力:
非連続非論理的思考の効用と使いこなしかた、自由で柔らかい頭、とらわれを外す大胆な思考はいかにして生まれるか?
- 抽象化思考:
異質な世界をヒントにする、表面ではなく物事の本質をつきつめる
〜数多の大胆な発明、揺らがない確かなコンセプトづくりの根本的な秘密はここに
- 複眼力:
多面的且つ死角もおさえながら物事をとらえる、思いつきそうで思いつかないアイディアはなぜ生み出せるのか?同じものを与えられて人と異なる何かを思いつく人、探し当てる人は、どこをみて何を考えているのか?
- 構想力:
合わせる、混ぜる、分ける、時間軸でかけあわせる、仕組みを生み出す…
限られた資源を上手に活かし、机上のありきたりの論理を越えて他人がつくリ出せない成果を生んでしまう、その秘密はどこにあるか?
- 創造力だけではなく想像力も鍛える〜物事の本質を見極めるためには?
- 創造的な思考技術をどう実務で適用するか?
- 場面ごとに相応しい思考テクニックをどう選ぶか?
- 事業戦略立案における活用例
- 新商品/サービス企画・開発における活用例
- 技術課題解決における活用例
- 未来予測。ロードマップ作りでの活用例
- 営業・マーケティングにおける活用例
- 会社の創造的文化を醸成する
- 創造的な社風のつくりかた
〜新しいものを生み出せる組織とそうでない組織、言動はどう異なるのか、決定的な分かれ目はどこに?
- 社内で新企画を通したい、なぜ通らないのか、企画を実現するための戦略
- 創造的で前向きな人生を実現する、日々の実践ポイント