本セミナーでは、リチウムイオン電池の熱暴走の原因と対策、安全性を確保するための各部材の設計方法、対策技術、安全性試験シミュレーション技術について詳解いたします。
(10:30~12:30)
(2019年3月20日 13:20〜14:50)
NLAB (蓄電池評価センター) は、大型蓄電池の国際規格の提案や国内での各種安全性試験評価の実施による国内メーカーの事業活動の支援を目的として設立されました。本講座では、NLAB の概要やNLABを利用したメーカーの安全性試験評価による成果を中心に御説明いたします。
(2019年3月20日 15:00〜17:00)
リチウムイオン電池は、その優れた特徴により民生用分野において需要が拡大しており、さらに、高エネルギー化、高性能化の進展とともに各種電気自動車 (xEV) や電力貯蔵の基盤技術として社会インフラ構築にも欠かせないものとなってきた。 その一方、高エネルギー化に伴って、誤使用時など正常なプロセスから外れた場合に発熱や安全弁作動、 さらには極めてまれなケースではあるが発火に至る事故が見られるようになった。 リチウムイオン電池の応用分野が拡大するに伴い、電池の使用条件・ 使用環境は多岐にわたり、安全化技術の高度化がますます重要となっている。 本講演ではリチウムイオン電池の安全化技術という視点から、電池における種々の発熱要因、リチウムイオン電池材料・部品と安全機構、電池内部の自己発熱反応メカニズムと安全化施策等について解説する。