本セミナーでは、 CFRP の基礎から解説し、成形加工、接着・接合技術を中心にCFRPを活用するポイントを詳解いたします。
CFRP (炭素繊維強化プラスチック) は軽量・高強度といった特性を持ち、また環境負荷低減にも貢献する材料として、次世代航空機として9月から就航するボーイング787の主翼や胴体などに使用され,燃費が20%向上するとされている。またCFRP車体を取り入れた高級スポーツカーのレクサスLFAが昨年12月に完売し、独BMW社は6月にEV車向けにCFRPの専用工場を立ち上げた。自転車,ゴルフ,テニスの大会ではCFRP以外の製品を見つけることが困難になりつつある。さらには高強度ノートパソコン筺体や住宅などの耐震補強に、その利用が拡大の一途を辿っている。 本セミナーでは、CFRPの開発・製造やその利用方法の模索に関連する研究者に向けて、CFRPを活用していく上での焦点となる成形加工技術、接合・接着技術を中心に簡易型やCFRP試作品を例示しながら幅広く解説する。